Aパート
LIVE14 竜殺しの想い
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の、μ’sとトリニティの顧問の、刹那の姉の風夏先生だった。
「先生、なんでここに………?」
「えー、刹那が戦ってるんでしょ。なら、私も見ないと〜」
あー、さっきまで真剣に話してたのに先生のそのしゃべり方で一気に空気が壊れたよー!
「それで亜里沙ちゃんだっけ?アナタはもう持ってるわよ」
一気に空気を変えたーーーー?なんなんだこの人は!刹那がついていけないって言ってるのも分かった気がする。
「わ、私が……ですか?」
「えぇ。だって、誰かのために自分が傷つくなんて並大抵の人じゃできないわよ」
そこは先生の言う通りだ。並大抵の人間は苦しむ姿を見てても無視するだろう。けど、亜里沙ちゃんは違う。もう、覚悟なんてレベルじゃない。元から信念になってたんだ。
「アナタは覚悟以上のものをもう持ってるの」
「それって、何ですか?」
「ん〜………それは自分で分かるんじゃない?この闘いを見れば」
先生は亜里沙ちゃんに『それは自分で考えるものだ』と言わんばかりの言葉を残した。亜里沙ちゃんがどう受け止めるのかは僕には分からない。けど、この闘いで刹那がきっと教えてくれるだろう。まったく………姉弟で一人の女子に授業か……
絶対勝ってよ、刹那!
そう思ってた頃先生から衝撃の事実が告げられた。
「あー、刹那すっっっっっっっっっっっっっごい遊んでる!もう、本気で殺りなよ………」
「「「えっ、えぇええええええええええええ?」」」
あの闘いで本気を出していないって?本気を出さなくてもあの強さなの?
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「なら、俺も本気を出して良いか?」
「ケッ、本気を出していなかったのかよ」
「当たり前だろ。ここまではウォーミングアップのつもりだったんだからよ」
「なんなら、本気出して闘えよ。俺が切り裂いてやるからよ?」
俺は今まで隠してきた呪われた眼を開いた。ま、俺の眼の中がただ変わっただけだけどな。けど、これはすげえんだぜ、全ての攻撃が手に取るように分かるんだ。
「それは……まさか………」
「お、知ってんのか。その通り、これは竜殺しの眼だ。」
「なぜ、貴様がその、伝説の眼を……」
「なんでって………」
「答えろ!」
「言っても怒らない?」
「ふざけてんのか、テメエ!」
「あー、もう分かったよ。生まれた時からあった!」
「な……んだと……………」
「生まれた時からあった」
それから数十秒が経ち、動いたのは相手の方だった。
「ふざけるなあああああああああああああああああああああああああああああ?なぜ、なぜ、俺ではないんだあああああああああああああああああああああああ?なぜ、こんなガキなんだあああああああ?」
ガキとは失礼な事を言ってくれるな。
「もういい?
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