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LIVE14 竜殺しの想い
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母さんみたいな起こし方しないでくれよ……」
まぁ、俺らが学校に行くのは皆で決めたんだけどさ。これ以上休むと絵里達の受験に影響するからな。え?制服とかどうしたかって?そんなの夜遅くに窓から入って取ってきたに決まってんじゃん。雪穂に窓の鍵は毎晩開けといてくれって頼んだし。今頃、雪穂は『一回帰ってきたんだ』って思ってるだろうよ。
「じゃあ、先に食べてるわよ」
「俺も行くよ」
俺が朝食が出ているところに着くと目の前には亜里沙が座っていた。たしか、雪穂と同級生だっけ?
「お、おはようございます。雪穂ちゃんにはいつもお世話になっちぇます。」
なんか緊張してらっしゃいます?最後の方に噛んだの気づいてないよ。
「おはよう。雪穂がいつも世話になってるな。いつも迷惑かけてねえか?」
雪穂はいつも冷静だけど、たまに穂乃果みたいな天然さが出てしまうからな。ちょっと心配したりして。
「大丈夫です。どっちかって言うと私が迷惑かけてしまって……」
「気にすんなって。穂乃果ほど迷惑じゃないはずだからさ」
「それ全然フォローになってないわよ」
え、マジで?だって、あの………穂乃果だもんな。
「それよりも食べないと遅刻するわよ」
「「いただきます」」
絵里が作ってくれた味噌汁が旨かった。
《亜里沙サイド》
「おはよう、雪穂」
「亜里沙、今日早いね」
「うん!………あのね、雪穂。真剣に聞いてほしいことがあるの」
「………何?」
私は大きく息を吸い込み吐いて覚悟を決めて言った。今日の朝、刹那さんに伝えてほしいと言われたことを……
《刹那サイド》
俺は学校に行く前に獅子神の容態を確認しに来た。まぁ、μ’sの皆もいるけど。
「隼人君、苦しそうにゃ」
「真姫ちゃん、本当に大丈夫なん?」
「だからさっきも言ったでしょう。昨日の内に輸血とかの応急措置を済ませてあるの。多分、明日には回復するわ」
明日には回復するって………コイツ、どんな体してんだよ………
「隼人君が死なないか私、心配です」
「花陽、そう悲観的に考えるのはダメよ」
「刹那、そろそろ時間だ。行くよ」
「あ、あぁ、すぐ行く」
獅子神、俺は今日闘う。海未と穂乃果を取り返して見せる。だから、俺がピンチな時には力を貸してくれ。
時は一気に進み、夜9時………
「………お前が高坂刹那か」
「昨日の邪魔した報いを受けてもらうぞ!」
俺の相手はゼノンと誰か。いや、誰かって誰だよ!
「ゼノンは分かるんだけどさ、隣の人は?」
「………アイオス・ハルートだ」
アイオス・ハルートか………たしか、剣術の使い………まさか、コイツ………?
「剣術殺しの家系か?」
「………そうだ。俺は今日までほとんどの剣術の家系を切
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