あら、魔王襲来のお知らせ?
第二話 「箱庭の北側とサラマンドラの内情」
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で最悪の場合の『保険』でしかないって事だ。この場合の最悪ってのは白夜叉が身動き出来なかったり『サラマンドラ』が手に負えない相手だったりした時だな」
「ですので基本的に私達夫婦は手を出しません、あくまで魔王が来た時の対応は主催の『サラマンドラ』と白夜叉様、後は依頼受けた『ノーネーム』が全面的に前に出ることになります」
「それと俺のギフト(眷獣)はあまり力加減ができないんだ・・・・・・使うとわりと被害がシャレにならなくなるんだよ」
「そ、そこまで凄まじいのか!?」
「そうですね、使う眷獣にもよりますが甚大な被害がでるのは間違いないでしょう」
「そう・・・・・・ですか」
雪菜の言葉に若干顔色が悪くするサンドラとマンドラだったがそれが冗談や誇張でないのは白夜叉自らが『最強の保険』と称すことで紛れもない真実だと実感させられた。
一方のノーネーム側でもその認識は正しいと思っていた。それは古城の十二体の眷獣の内、彼らはまだ四体しか見ていないがその一体、一体が途方もない力を持っていたからだ、それがあと八体もいるとなれば尚更である。
実際ノーネームメンバーは知らないがその昔、古城の眷獣が大暴して天災並みの落雷に見舞われたある島が建造物の破損、停電によるシステム被害やデータの損失など間接的な被害を合わせれば被害総額五百億円を超える被害を出している事があったりする。
「なるべく被害が出ないよには心がけるさ」
「・・・・・・よろしくお願いします」
「では次はわしらの番かの?今回、魔王が現れると聞いて最低限の対策は立てた。内容は『主催者権限(ホストマスター)』を用いて祭典の参加ルールに条件を加えることでな、詳しくはコレを見てくれ」
『火龍誕生祭
・参加者に際する諸事項欄
一・ 一般参加は舞台区画内・自由区画内でコミュニティ間のギフトゲームの開催を禁ず。
二・ 『主催者権限(ホストマスター)』を所持する参加者は、祭典のホストに許可なく入る事を禁ず。
三・ 祭典区画内で参加者の『主催者権限(ホストマスター)』の使用を禁ず。
四・ 祭典区域にある舞台区画・自由区画に参加者以外に侵入を禁ず。
宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗とホストマスターの名の下、ギフトゲームを開催します。
“サウザンドアイズ”印
“サラマンドラ”印』
「『参加者以外はゲーム内に入れない』、『参加者は主催者権限(ホストマスター)を使用できない』確かにこのルールなら魔王が襲ってきても『主催者権限(ホストマスター)』を使うのは不可能ですね」
「まぁ、押さえるところは押さえたつもりだがこれも最低限の処置でしかないんじゃよ」
「こちらとしても魔王がどの様な手を使ってくるか来るかわからない以上もっと
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