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俺達は何を求めて迷宮へ赴くのか
34.彼岸をこえた小さな背中
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没会話1

「相手は神様ですよアズさん!?敬語使おうとか思わないんですか?」
「オラリオに来てこの方一度も考えたことねぇな。人間の友達より友神の方が多いし。ええっと……ロキたんだろ?ヘスヘスだろ?ファイさんだろ?フレイヤ、タケちゃん、シユウ、ガネーシャ、三馬鹿神……ソーマ………んー、多分全部で30人くらい?」
「下手な神様より交友関係広いっ!?」
「しかもさらりと大御所の名前が混じっていますね……」

 バベルの頂上辺りから『誰がアンタの友達よ、誰がっ!!』と色気もへったくれもない声が聞こえた気がするのは気のせいだろうか。


没会話2

「そうですか………オスカー、マーベル、クライス、ローレンツ、ゴウ、ミヘイル、クレデント、カース………みな、私の嘗てのファミリアで間違いありません。そう、あの子たちはもう逝ってしまったのね……」
「ウル様……心中、お察しします」
「いや、ナチュラルに流してるけどカースさんは死んでないからね……?」

 はっ!とした表情でこちらを向く二人に「ああ、天然なのね……」とアズは遠い目をした。
 
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