暁 〜小説投稿サイト〜
ランス 〜another story〜
第3章 リーザス陥落
第83話 カースA討伐戦
[10/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
じかねぇ? 大体の佇まいや見た目? をみりゃ判るもんなのさ。それに、あのカースAにたじろぎもしないなんて、そこら辺の用心棒クラスじゃいる訳もないしね。ともなれば、解放軍しかないだろう。あのヘルマンに連戦連勝中の、さ?」

 その威圧感に似た何か……。そして 誰も口にはしなかったけれど……、見た目(・・・)。何処か通じるモノでもあるのだろうか? と志津香は思っていた。 ちなみに、かなみも……。

 こう言う時は、妙に勘が鋭いユーリなのだが、彼の後ろにいたから、気づかれる事はなかった様だ。

 千津は、ひとしきり笑うと本題に入った。

「あたしは、借りは残しておかない主義でね。この街を助けてくれたからには、礼はするよ。正直、まだヘルマンの本体は健在だし、分の悪い賭けとは思うけど、そっちにベットするさ」
「おお、よしよし。あっさりと交渉成立したぞ。流石は、オレ様だ。がははは!」
「なんなら、ワンプレイ無料(ただ)でやってやろうじゃないか。ウチのプレイは、本当に半端じゃあないよ」
「おおっ、それも面白いな! がははははっ! よーし、大船に乗ったつもりでいろ。さっさと、そのバケモンは刺身に変えてやる!」

 ランスは、意気揚々と外へと出ていき、シィルも。

「ら、ランスさまぁ〜〜」

 追いかける様に出て行った。

 そして、残されたメンバー達はと言うと。

「やれやれ。まぁ、やる気を出してくれたんなら、話は早いがな。カースAとはあいつの剣は相性が良い」

 ユーリは、ため息を吐きつつも 戦況的に楽になった、とつぶやいていた。

「はぁ。まぁ 私達も行きましょ。シィルちゃん1人だけじゃ あいつの世話が大変そうだわ」

 志津香は、ランスの事よりもシィルの事を心配している様だった。
 かなみも、うんうん と頷き。

「回復は任せてください。私の武器(メイス)では、少々相性が悪い様ですので」

 クルックーもいつも通りマイペースだった。

 セルであれば、こう言う場所を見ると、『ALICE様の教えを……』と少なからず、教えを説こうとするだろうけれど、クルックーはそう言う気配は無かった。

 クルックーも優秀なAL教信者であり、司教見習いとまでなっているから、多少疑問に思ったユーリだったが。

「任せるですかねー! クルックーさんっ! トマトの、レンゴクも火をふくですよー」
「はい。お任せします。ですが、火は効きづらそうですが」
「だいじょーぶですかねーー! ユーリさん直伝ですからねー!」

 トマトとはしゃいで? いるから それ以上は何も言わなかった。

 


 そして、全員ここから出ていこうとした時だ。

「宜しく頼むよ」

 千津が声をかけてきたのは


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ