暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 守り抜く双・大剣士
第29話 =攻略再開=
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「こんな場所で何やってんの!!」

「そ、そんなつもりじゃないって!ただ、その…」

「「「その?」」」

ここで言動ミスったら殺される…3人は一応武器を抜いてはいないし殺人もないと思うけど…精神的に殺される!
でも、分からなかったとはいえ好奇心なんて絶対言えない…

「あ、あははは…」

返答できなかったためしばらくの間、精神的にいろいろやられましたさ…
いろいろって…幼馴染しか知らない情報をサチとシリカに教えられそれから広がっていった言葉を浴びせられたよ…


「あの、本当にすいません」

そして土下座中の俺。迷宮区なのに緊張感なんてまったくねぇ…というかこの3人のせいなのかモンスターが近づいてこない…
あ、安全地帯だからか…。

「…どんだけ恥ずかしいか、分かる?」

「すいません…」

「…はぁ…もういいよ……」

サチが許してくれたかどうか走らないがその声にやっと顔を上げる。…長時間やってたせいであちこち痛いな…精神的に。
シリカとユカの目は…無視しよう、なんて思っていると不意に索敵スキルを上げているサチが街側の通路から人が近づいてくるのが分かったのかその方向に注目し始めた。

「…あれ、リクヤたちじゃないか」

「キリト!」

その人は通称黒い剣士のキリトだった。

「攻略に来るなんてずいぶん久しぶりだな」

「似たようなことをクラインにも言われたわよ…」

「確かに…それで、キリトさんも攻略ですか?」

シリカの質問に「あぁ」と答えるキリト。俺がどこまでマッピングできたのかと聞くと、キリトも同じく快くウィンドウを開きそれを
可視モードにする。そこにはクラインたちよりも先の道を記された地図が載っていた。風林火山らとキリトのマッピングはお互いに助
け合っていてマッピング率は同じくらいなのだが今回だけは違っていたことに疑問を抱き、それを聞くと最近、キリトは風林火山と会
っていなかったらしい…

「ここらへんから少し進むとボス部屋なんじゃないかって俺は踏んでるんだけど…」

「なら、そこまで一緒に行くか?…この先ソロじゃさすがに危険じゃないのか?」

「それはうれしいんだけどさ…」

一旦言葉を切るキリト。そして俺、サチ、シリカ、ユカと軽く見渡してからまた口を開いた。

「俺の場合、助けより邪魔になる場合が多いからな…」

「…ちょ!?……はぁ」

強がっているのかキリトが続いてそんなことをいいだす。その瞬間、我らが女性陣が動き出すのが分かってしまいそれに一瞬驚いたせ
いで止めることが出来なかった。

「足手まといにはならないと…」

と、キリトの後ろで棍を構えるサチ。

「思ってるんですけど…」

ピナの軽い威嚇と
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