暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?確率の支配者〜Dice of Controller〜
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テ”のカートリッジをロードして「伏せて!」あの子たちを庇うように前に躍り出て、「せぇぇぇぇい!」倒れてきた街灯に連撃を叩き込んでバラバラに斬り裂いた。
「わぁ・・・!」
「きれ〜な羽〜・・・」
背後から呑気な声が。振り向いて「大丈夫!? 怪我はない!?」片膝立ちして、2人の体にかすり傷1つないか確認する。そこに「イリス!」ルミナが追いついて来た。わたしは「子供たちも、わんちゃんも怪我は無し!」2人やわんちゃんの頭を撫でながら報告。
「みたいね。君たち。お姉ちゃん達、悪い人を捕まえに行かないとダメなんだ。君たちだけで避難できるかな?」
「「うんっ!」」
「良い子たちだ。イリス、急ごう!」
「・・・うんっ!」
両翼を羽ばたかせて地を蹴って空へ上がると、「頑張ってねお姉ちゃん達!」男の子と女の子が大手を振って見送ってくれた。2人に手を振り返しながら、わたし達は逃走車の追跡を再開する。
『シャル。下手に手を出すと余計に被害が出る。手を出して良いのは確実に奴を止めることが出来る方法を得た時だ』
「解ってる! でも・・・!」
『今、出撃をさせてもらえるように申請を出している。君たちは出来るだけ被害が出ないようにしてくれ』
ルシルがそんなことを言ってきた。わたしは「嫌!」拒絶した。何も出来ないから、何か出来るルシルに預けるなんて、そんなの悔しいし、それまでの時間を放置するわけにはいかない。
「そうね。・・・ルシル。作戦を1つ立てたから、少し聞いてほしい」
ルミナが対“パリ・デ・パスカル”の作戦をルシルとわたしに提示した。攻略法は危険。ルミナとルシルが言っていたその意味を理解する。ルミナは「私がやる。いいよね? イリス」そう言って、力強い目でわたしを見てきた。
「どうしたってもう止めること出来ないんでしょ・・・」
「もし私がここで倒れても、残り1つの神器回収に大きなデメリットは起きない。けど、あなたは違う。私と違って魔術師となれる、対神器に優れた戦力になれる。ならここでリタイアする可能性がある行為を行うのは私でいい」
「そんなこと・・・!」
「ま、リタイアするつもりなんてそもそもないけど。相手も単なる一般人みたいだし、そんなに出力を上げた魔力攻撃も出来ない。なら、私の防御力の方が上回るはずだしね」
ルミナはそう言って微笑んで、「どう? これでいける?」ルシルに問う。ルシルは少し黙った後、『俺の知識にある攻略法もそれしかない』答えた。
「よし。じゃあ早速、行ってみようか!」
ルミナが速度を上げて先を行く。わたしも何度も翼を羽ばたかせて追翔する。そして逃走車を視界内に収める距離にまで近付いたところで、「あとはよろしく、イリス」ルミナはさらに飛行速度を上げ
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