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Epico?確率の支配者〜Dice of Controller〜
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イリス。これって・・・!」気付いたみたい。この感じは間違いなく「神秘・・・!」だね。

「こちらフライハイト一士! 逃走犯はリンドヴルムのロストロギアを所持している模様! 申し訳ないですが、この瞬間を以って機動一課員として本事件を担当します!」

『りょ、了解!』

リンドヴルムのロストロギアっていう括りになると、どんな事件でも機動一課主導となる。それほどまでにリンドヴルムが管理世界に影響を与えちゃったってことなんだろうけど。

「さて、問題はどんな神器かってことなんだけど・・・」

「武器を持ってるっていうことだし、やっぱりヤバい神器なんだろうと思うよ」

とりあえず、偶然にもヴァイゼンに査察官として来てるはずのルシルに「シャルだけど。ルシル、今、時間とか大丈夫?」念話を送る。

『シャル? あ、ああ、問題ないよ。何か困り事か? ま、ルミナと一緒だから早々困る事なんてないだろうけどな・・・って、神器か?』

「正解! 今さ、違法賭博場から逃げたっていう被疑者を追ってるんだけど、どうやら武器を持ってるってことみたいでね。もしかすると武器型の神器なんかじゃないかなって思って」

『どんな物かは視認できるか? 剣とか銃とか』

わたしとルミナは飛行速度を上げて逃走車両の両脇に陣取る。そして左右からフロントドアの窓をこんこんとノック。逃走犯は右左のフロントドアの外を飛ぶわたし達の姿にギョッとした。性別は男性。歳は50代くらいかな。予想以上におじさんでビックリしたよ。白髪混じりでちょこっとやつれてる。ひょっとしたら見た目以上に若いかも・・・?

「子供の局員・・・!? まさか、あの有名な・・・! ひぃ・・・!? か、神さま・・・!」

わたしとルミナの姿を見たその人は血相を変えた。子供の局員。15歳以下の局員は限りなく少ない。そんな中で有名なわたし達チーム海鳴。子供の局員は自然と限られてくるからね。自然とわたし達だって思い至るのも仕方ない。

「有名人かぁ〜」

「ルシルとはやて、それにアリサ、ファンだって人にサインをお願いされたって」

「でもそれってチーム海鳴としてなのよね? 別にサインが欲しいわけじゃないけどなんか羨ましい」

その男の人は運転席と助手席の間にあるコンソールボックスに手を伸ばして、普通のサイズより一回り大きいクリスタルのようなサイコロを振った。明らかにおかしな所作。ブォン!と大きな音を立てて速度を上げた車。

「サイコロっぽいのを突然振り出したんだけど、それって何か意味あるのかな?」

「半透明なクリスタル状のサイコロよ」

『サイコロ・・・。サイコロ・・・』

ルシルにしては珍しくすぐには神器の正体にたどり着けないみたい。ううん、もしかするとあのサイコロは神器じゃ
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