暁 ~小説投稿サイト~
魔道戦記リリカルなのはANSUR~Last codE~
Epico?確率の支配者~Dice of Controller~
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なのはちゃんとルシル君がそう言うと咲耶ちゃん達は押し黙った。ルシル君となのはちゃんの眼に宿る強い光を見たからや。そんでわたしらの顔を見た時、諦め顔になった。わたしらも説得しようと思うたんやろうけど、わたしらの目にももちろん宿ってる光を見て・・・。

「決意の固さは理解できました。ですからやめてくださいとはもう申しません。ですが、無理だけはしないでください。どうか・・・」

そう懇願する咲耶ちゃんにわたしらは頷くだけで応えた。それからわたしらが困った時は何か力になるって言うてくれたから、もしチーム海鳴メンバーが重なって学校を休んでしもうた時のノート写しとかをお願いした。

・―・―・終わりや・―・―・

咲耶ちゃんの両手で口を塞がれた天音ちゃんがもごもごってなんか言うてるけど、聞きとれへんなぁ。すると「ひゃあん!?」咲耶ちゃんが変な声を上げて慌てて天音ちゃんの口から手を離した。

「な、な、舐めるとは何事ですか!」

「だって苦しかったから!」

「もう、もう・・・!」

ちょう涙目になってしもうてる咲耶ちゃんがポケットからハンカチを取り出そうとするより早く「ほら、咲耶。使ってくれ」ルシル君がハンカチを差し出した。

「えっと・・・ですが・・・」

「構わないよ。まだ別のを持ってる♪」

ルシル君は逆のポケットから、シャマルがアイロンがけしてくれてるもう1枚のハンカチを取り出した。それを見た依姫ちゃんと天音ちゃんが「さすがお婿にしたナンバー1」拍手すると、「そこの2人、うるさいぞ~」ルシル君はそう言いつつ咲耶ちゃんの手にハンカチを被せた。

「ありがとうございます。洗って返しますから、今日はこのまま預からせてください」

「あー、いいよ。ここで返してもらっても」

「ん? ルシル君はわたしの唾液が付いたハンカチを持ち返って何するのぉ~?」

「お黙り」

「きゃん!? 依姫がお尻蹴って来たぁ~!」

魔法を通じてもっと仲良くなれた咲耶ちゃん達とわいわい騒ぎながら、今日もまた楽しい学校生活が始まる。

†††Sideはやて⇒イリス†††

特別技能捜査課の仕事としてわたしとルミナはペアを組んで、第3管理世界ヴァイゼンの首都防衛隊と一緒に、広域指名手配を受けてた次元犯罪組織をねじ伏せたばかり。特捜課の課長ガアプ一佐に報告を済ませた後、わたし達は隊員輸送車に乗って地上本部へ戻るその途中で・・・

『こちら地上本部・通信指令室。東部アリエース地方にて検挙を受けた違法賭博場より逃走してきた被疑者1名が首都に入りました。これより追跡は首都防衛隊に任されます。至急、現場に急行してください』

そう通信が入った。先頭を行く指揮車に乗る防衛隊長から『フライハイト特別捜査官、マルスヴァローグ
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