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Epico?確率の支配者〜Dice of Controller〜
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するの?」

依姫ちゃんに「まぁ一応は」ってわたしらは答える。今はもう役職も階級も頂いた正式な局員として登録してるしな。わたしらは自分の役職と階級を咲耶ちゃん達に伝えた。

「捜査官とか陸士とか、警察と軍隊を混ぜ合わせたような組織なんだな管理局って」

「それで合ってるよ。次元世界の秩序と平和を護る組織だからね」

「ですけどみなさんはまだ12歳。ですのにもう公務員として働ているなんて。労働基準法はないのですか?」

「あー、うん、正直言ってね、人手不足なんだよ管理局って。だからやる気があるなら子供でも勤めることが出来るの。なのは達も、自分の意思と覚悟で管理局に入ることを決めてくれた」

シャルちゃんがわたしらを見たから「うんっ」力強く頷き返した。何かを助けたり救えたりする力を持っているなら、それを困っている人たちの為に使いたい。管理局に入ってこの魔法をみんなの為に役立てたい。その気持ちのうえで管理局務めを選んだことを伝える。

「・・・何ヵ月も入院するようなことになってもその気持ちは変わらないんだ・・・」

さっきから妙に鋭い依姫ちゃんがルシル君となのはちゃんを見てそう言うと、咲耶ちゃん達が「え・・・!?」目を見張った。護くんが「本当なの?」って訊くとなのはちゃんとルシル君は頷いて、怪我を負った経緯をみんなに話した。ルシル君は犯罪者シュヴァリエルとの戦闘で、なのはちゃんはロストロギア(ホンマは神器やけど)との戦闘で。

「事故じゃなかったのかよ!」

「ロストロギアや犯罪者の所為で半年以上も入院って、どんなに危ないことやってんの!」

「やめた方が良いって!」

「いやですわよ! そんな・・・もし最悪な事になるようなこと・・・!」

亮介くん、天音ちゃん、天守くん、咲耶ちゃんが立ち上がった。近くに居った他のクラスメイトの視線が集まった。依姫ちゃんが「何でもないから気にしないで」って言うとその視線もすぐに外れた。

「じゃ、じゃあルシルの目も、怪我の後遺症なんか・・・?」

「・・・ああ。目が悪くなったって言っていたけど、完全に失明してる。一種の呪いのようなもので、術者に解除させれば元に戻るはずなんだ。このモノクルは、それまでの間に少しでも呪いを弱めておくための道具だ」

魔法に加えて呪いなんて単語も出て来て、ホンマに心配そうにしてくれる咲耶ちゃん達。

「心配してくれてありがとう、みんな。だけど、それでもやっぱりやめるつもりはないんだ」

「ああ。確かに危険な目に遭う、命懸けの現場だってこれからも多くあるだろうが、そんな危険な目に遭うのは俺たちだけじゃない、何の罪もない一般市民も巻き込まれてる可能性がある。それだけは阻止しないといけないんだ。俺たち力を持つ者が。だから・・・退けない」

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