暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンゼロ〜救世主達〜
第67話 転送回線
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ば遥かに安全だ。

「それじゃあ、お願いします」

トランスサーバーに乗り込むゼロ達を確認し、ルージュが転送準備を始めた。

「了解…転送準備完了…転送!!」

転送の光に包まれたゼロ達は、転送回線に向かった。

「みんな…帰って…きてね…」

「ファイトだよ三人共」

転送回線に転送されたゼロ達は辺りを見回す。

「ここが転送回線の中…か、確かにサイバー空間と似ているな…」

「あれ?ゼロってサイバー空間に行ったことあったっけ?」

「ミッション外で入ったことがある」

ルインの疑問にゼロは簡潔に答えた。

『皆さん!聞こえますか?その回線の奥がラグナロクに通じています。敵も転送回線に部隊を送り込んできたようです。敵を撃破しつつ、先へと進みプロテクト・プログラムを破壊して下さい』

「了解!!」

奥の方を見遣ると、確かにメカニロイドがこちらに向かってきた。

「行こう!!」

「ああ」

三人はメカニロイドを迎撃しながら、プロテクト・プログラムのある場所を目指して突き進む。

「それにしても、転送回線って、こんな風になってたんだ。知らなかったなあ」

「そう言えば、ルインはサイバーダイブもしたことがないんだったね」

「うん、サイバーダイブ系のミッションなんてしたことないし」

「僕は最近までサイバーエルフだったから初めてという感じはしないけどね」

「作戦行動中だ。私語を慎め」

ゼロに注意されたエックスとルインは会話を止め、すぐに戦いに集中する。

電撃を発するメカニロイドに注意を払いながら前進する。

「それっ!!」

HXアーマーに換装してエアダッシュで飛翔すると、虫のようなメカニロイドをダブルセイバーで両断していく。

エックスはランプシールドを構えて、電撃を防ぎながら確実に前進し、ゼロはメットールなどのメカニロイドを片づけていく。

そしてシャッターを抉じ開けて潜り抜けると、奥の動き回るリフトに飛び移る。

「エックス、落ちるなよ。お前は飛行能力を持っていないからな」

「分かっているよ」

サイバーエルフのシャリテのサポート、ダブルジャンプがあるゼロと飛行能力を持つルインと違って、空中移動能力を持たないエックスは落ちたら一巻の終わりである。

「大丈夫、いざとなったら私が引き上げるから!!」

「はは…頼りにしてるよルイン…。」

張り切るルインに微笑むエックス。

タイミングを見計らいながら、次のリフトに跳び移り、次の電撃が迸る足場を見て、ルインが表情を顰めた。

「危ないな…エックス、気をつけてね」

「君もね」

まず最初の足場に跳び移り、乗っている足場の電撃をジャンプで回避しつつ、次
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