第5章
冥界合宿のヘルキャット
第101話 覚醒
[8/18]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
げたバーストファングに衝撃を与えない様に鞘に乗せて受け流し、そして、勢いをそのままに俺目掛けて打ち返したのだ。
「クッ!」
俺は向かってくるバーストファングにマジックスラッシャーを投げ付け、緋のオーラを纏う!
ドォォォン!
マジックスラッシャーに当たったバーストファングが爆発する。
爆風が俺を襲うが距離があった事と緋のオーラで防いだのでダメージは無い。
だが、今の一手だけで、奴の技量の高さを垣間見た。
兄貴と並ぶ若手最強の三人の一角なだけはあると言う訳か。
「どうした?それで終わりか?」
俺は二本目マジックスラッシャーを取り出しながらどうやってこいつに一矢報いるか思案する。
どうにも奴は自分から仕掛ける気は無いみたいだ。
いくらか戦略の考案や奴が行うであろう対処法を想定して再び駆け出す!
そして、肉薄する瞬間にマジックスラッシャーを右薙に振るう!
さあ、どう出る!
「よっ」
奴は鞘から少しだけ刀身を出して俺の斬撃を止める。
だが俺は止められる瞬間にマジックスラッシャーから手を離し、斬撃の勢いを利用して緋のオーラを一点集中させた膝蹴りを放つ。
それを奴は身を引いて避ける。
そこへさらに膝蹴りの勢いを乗せた後ろ回し蹴りで追撃。
だがそれも刀で防がれる。
だがそれも想定済み。奴の刀につま先を引っ掛けて力強く足を引く!
「おっ」
さすがに意表を突かれたのか、奴は引っ張られるようにバランスを崩す。
これでどうだ!
「猛虎硬爬山ッ!」
さらに猛虎硬爬山を放ってる右腕全体を緋のオーラで覆って素手で受け流せないようにする。
クリーンヒットするとは思えないが、確実に一撃が入る!そう思った瞬間…。
「なんてな」
「なっ!?」
だが、俺の攻撃は当たる事は無かった。
奴はバランスを崩された体勢にも関わらず身を捻るだけで俺の攻撃を避ける!
「そりゃ」
「っ!?」
終いにはその状態からあっさりと体勢を立て直した奴に投げ飛ばされる!
「グッ!?」
なんとか受け身を取ってダメージを軽減、勢い利用して体勢を立て直す。
だが、今の攻防、完全に奴の方が何枚も上手だった。
さっきの体勢崩しはわざとだったんだ。意表なんて全然突けていなかった。
「なあ」
再び警戒する俺に奴は疑問を感じてる様な様子で聞いてくる。
「確かに俺は舐めプしてるけど、お前まで手を抜く必要無いだろ?」
「何……?おちょくってんのか!?さっきから俺は全力だ!」
「そんなはずねえだろ?俺の見立てじゃあ、技術はともかく、神器の出力はまだまだ上があるだろ?」
なんだと……?
確かに
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ