第5章
冥界合宿のヘルキャット
第101話 覚醒
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かが弾けそうだった。
「………いやん……」
鳴った!
『至ったッ!本当に至りやがったぞォッ!』
ドライグの叫びを聞きながら、俺も自分の中の何かが弾けたのを感じていた!
『Welsh Dragon Balance Breaker!!!!』
その音声と同時に膨大な量の赤いオーラが吹き出る!
「……最低です。やらしい赤龍帝だなんて……」
ごめんね、小猫ちゃん!やらしい赤龍帝で!
「禁手『赤龍帝の鎧』!主のおっぱいを突いて、ここに降臨ッ!!」
オーラは全身を包み、赤い鎧と化していた!
それになんか前までは無かった翼みたいなのも生えてた。
『相棒、おめでとう。しかし、酷い。俺は本格的に泣くぞ、そろそろ……』
ドライグが賛辞を送ってくれるけど、その声は涙声だった。
「何はともあれ、ついに至ったか!大した力の波動だ!」
タンニーンのおっさんも結構テンションが上がっていた。
ともあれ、これで少しはなんとか戦えるかな?
『そう謙遜する事も無い。ほら、いつもの様に魔力の玉を撃ち出してみろ』
言われるがままに、俺は神威に照準を向けてドラゴンショットを撃ち出す!
ドッ!
「ッ!?」
撃ち出された魔力の玉を神威は慌てて避ける。
ドォォォオオオオオオンッ!
次の瞬間、遥か先で爆音が鳴り、爆風がこちらまで襲ってきた!
「たーまやー♪」
なんて言いながら手で爆風から顔を守ってる夜刀神竜胆以外の俺を含む地上にいる全員がこの事に驚愕していた。
「フハハハハッ!兵藤一誠、この先にある山が消え去ったぞ!」
マジで!特に倍増した一撃じゃないのに!?
「……これが赤龍帝の一撃って訳か。大したもんだぜ、イッセー!ついでにこの辺一帯に張られてた結界も消し飛んでるぜ!」
明日夏の言う通り、この辺一帯を包んでた結界が消えてた。
それにさっきの爆風で毒霧も吹っ飛んでた。
「少しはマシになったようだな!」
神威が一瞬で距離を詰めて、拳を打ち込んできていた!
ドゴォン!
腹に拳が打ち込まれたが、さっき程のダメージは無かった!
俺はそのまま神威の腕を掴む!
「……本気で殴ったはずなんだがな……」
表情は変わってなかったけど、その瞳には明らかな動揺の色があった。
「とりあえず、さっきまでのもろもろの礼をさせてもらうぜッ!」
ドゴォォォン!
俺の拳が神威の顔面を捉え、奴はそのまま遠くまで吹っ飛んでいった。
「ウフ!面白いじゃ
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