第5章
冥界合宿のヘルキャット
第101話 覚醒
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夜辺りにでも伝えるんだな。え〜と、他には〜……あ、そうそう。あいつ、あっちこっちに妙な研究施設を持ってるみたいなんだよ」
「研究施設?」
「詳細は知らんけど、まあ、碌でもない研究なんだろうけど。レイドゥンに関してはこんなところかな。一緒に行動してる訳じゃねえし、そんなに詳しくは知らねえんだよな」
まあ、一方的に嫌ってる訳だからな。
それでも、本当の事なら色々重要な情報を得られたのは確かだな。
「もう一つはなんで助言したかだったな」
正直言うと、レイドゥンの事よりも気になっていた。
なんで敵である俺にそんな事をしたのか。
「まあ、冬夜の弟だってのもあるんだが、なにより俺…」
そう言いながら笑顔で告げる。
「頑張ってる後輩を応援したかったからだよ」
「は?」
思わず素っ頓狂な声が出た。
「俺結構頑張り屋の後輩ってのが好きなんだよ。っと言うか、お兄さんポジションってのが好きなんだよ。だから、頑張り屋の年下ってのが大好きなんだ」
なんと言うか…。
「変わってるな……あんた」
「よく言われるよ」
「ある意味兄貴の親友なだけあるよ…」
「そりゃどうも。んじゃ…」
っ!?奴から異様なプレッシャーを感じた!
「報酬も払ったし、傷の礼をさせてもらおうかな」
俺は即座にオーラを纏えるだけ纏う!
さらには奴の攻撃を見切ってオーラを一点集中できるようにする!
「え?」
だが、気付いた時には奴は肉薄しており、腹に峰打ちが打ち込まれていた。
どう言う訳か、腹の部分のオーラが抉られた様に消失していた。
そして激痛が俺を襲い、俺は後方へと吹き飛ばされた。
ー○●○ー
「明日夏!?」
「ぐっ……がっ……」
意識はある様だが、ダメージは明らかに深刻そうだ!
「ちょっと飛ばし過ぎたかな?」
そして、その要因たる男、夜刀神竜胆が歩いてきた。
その胸には横一文字の傷があるけど、明日夏がやったのか?
「その傷どうしたんだ、竜胆?」
「いやー、ちょっと舐めプしすぎちゃってな。見ての通り、スパッてやられた。で、傷の礼って事で一撃加えたって訳」
一撃で明日夏をあんなにしたってのかよ!?
「ぐぅぅ……!?」
明日夏が無理して立ち上がろうとしてるけど、ダメージが深刻すぎるのか、まともに動けないでいた。
「無理しない方が良いぜ。手応え的に骨結構逝ってるはずだぜ?」
「明日夏!無理すんじゃねえ!?」
「うるせえ…!お前の方が……ボロボロだろうが……!」
俺は一応お前と違って立てるんだよ!
正直ヤバイけどな。
「で、こっちはどんな状況なんだ?」
「そこの赤龍帝ちゃんがしつこ
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