第5章
冥界合宿のヘルキャット
第101話 覚醒
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だが、だからなんだ。むしろ、怖いからこそ守りたい!兄貴を!姉貴を!千秋を!イッセーを!オカルト研究部のみんなを!
ドゥオォォォオオオオオッ!
覚悟が改まった瞬間、俺の体から膨大な緋のオーラが溢れ出た!
「ヒュー!ワーオ!元々の下地に覚悟が改まった事による想いが加わった事で見立て以上な事になってるな!オイ!」
夜刀神竜胆のテンションが異様に上がってるが、この際無視だ。
『ようやくかこの野郎』
ドレイク?その様子じゃ、俺の事は把握してたっぽいな?
『まあな。つっても、俺が言っても意味無かったろうがな。そもそも、そう言う事でフォローできる様な性分じゃねえし』
だろうな。言われても否定して平行線になってたろうな。
『で、やり方は分かってんだろうな?分かんねえなら土下座で良いぜ?』
するか。ちゃんと分かってる。
緋のオーラを操るのに大事なのはイメージ。特に強くイメージする必要がある。
俺は瞑目する。これだけの量を操作するのは初めてだからな。
まずこの垂れ流し状態から球体を象る。
そして、その球体を人型に。特に手足を重点にオーラを集中させる。
目を開けると今までとは比べ物にならない量のオーラを纏った状態になっていた。
よし、上々だな。
後はこれを戦闘中にできるようにするだけだな。
俺は夜刀神竜胆を見る。
奴は心底楽しそうで嬉しそうな表情をしていた。
「もう一つ聞かせろ」
「なんだ?」
「なんで俺に助言する様な事を?」
「うーん、それも勝負に勝てたらな」
そうかよ。
俺は体を落とす様に構える。
そして、一気に駆け出す!
「ッ♪」
奴も嬉嬉として身構える。
「フッ!」
まずは肉薄するなり上段蹴りを放つ!
奴はそれをしゃがんで避ける。
そこへ蹴りの勢いを乗せて突く様に回し蹴りを放つが、奴は後方に飛んで避ける。
飛んでる奴目掛けてバーストファングを近距離で投擲!
奴は先程の様に打ち返さず、バーストファングを受け流す。
だが、その隙に肉薄した俺は猛虎硬爬山を打ち込む!
「よっ♪」
だが、奴は刀を地面に突き立て、それを支柱にして片手で逆立ちの様にして避ける!
「残念♪」
「ああ……お前がな!」
「ありゃっ!?」
俺は猛虎硬爬山が避けられると同時に武装指輪の魔法陣に腕を突っ込んでいた。緋のオーラで作った腕を。
そして、緋のオーラの腕を引くと、その手に三本目のマジックスラッシャーが握られていた。
俺は緋のオーラの腕を奴目掛けて振るう!
ズバッ!
確かな手応えを感じたが浅い!
「ッ!」
体勢を整え、奴を見る
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