第5章
冥界合宿のヘルキャット
第101話 覚醒
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「……トライ……イェーガーズの一人だと…!?」
しかも、兄貴のダチだと……?
なんだってそんな奴がテロリストなんかに……!
「どうでも良いから、とっとと用を済ませろ」
神威が心底どうでも良さそうに淡々と告げる。
「だいたい、黒歌。そいつを連れて行く意味あるのか?」
「あら、オーフィスもヴァーリも喜んで受け入れてくれるにゃ。だってその娘には…」
黒歌が目を細めながら塔城を見る。
「私と同じ力が流れてるんだもの」
「……私は……リアス・グレモリー様の眷属です……!」
「力づくでも連れていくにゃ」
塔城が否定の色を見せても、黒歌は関係無いと言う体だった。
「小猫ちゃんは絶対に渡さねえぞ!」
「そう言う事だ!」
俺とイッセーは塔城の前に出る。
「ま、少しは抵抗してくれた方が時間潰しになるってもんだぜぃ」
「……時間潰しですって?」
どう言う事だ?
「妹を呼び出したのは、待機中の暇潰しってこった。ある男をここまで誘導してくれってヴァーリに頼まれてな」
「ある男?」
「ネタバレすると、ロキって奴だよ」
「ロキ!?ロキってまさか!?」
「そっ。北欧神話のロキ」
「今夜の集まりに文句があるんだとさ」
「なんでも「我らが主神殿が我ら以外の神話体系に接触していくのは耐え難い苦痛でな。他の神話体系と和平を結んでは我らが迎えるべき『神々の黄昏』が成就できないではないではないか」だとさ。今頃、会場で暴れ回ってるんじゃねえか?特にロキが使役する魔物…いや、息子がさ」
ッ!?ロキの息子って確か!?そんなのに暴れられたら、確実に犠牲が出るぞ!?
「みんな、急いで戻るわよ!」
「もう遅いにゃ。この森ぜーんぶ結界で覆って、下界から遮断したにゃ」
時既に遅しってか!
「ずいぶんとドス黒いオーラだ」
突然、空から第三者の声が聞こえた。
「タンニーンのおっさん!」
空中にいたのはタンニーンのおっさんだった。
『どうやら、ドライグの波動を追ってきたみたいだな』
「そうだ。赤龍帝の波動は常に捕捉していた。兵藤一誠に関して、少し気になる事があってな」
イッセーの事で気になる事?
「オーオー!元龍王じゃないかぃ!筋斗雲よ!」
おっさんが現れた事に美猴が嬉々としながら雲を呼び出して乗り、おっさん目掛けて飛び出して行く!
「伸びろォッ如意棒ォォォッ!」
空かさず、手に持つ棍を伸ばして攻撃するが、おっさんも巨体に似合わない素早い動きで避けて、口から出す火炎で応戦する!
「アッハッハッハ!やるねぃ、元龍王!」
「フン!孫悟空め。なんとも楽しませてくれるわ!」
その戦いはもはや別次元
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