天使と悪魔
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。
先生「清水、すまんが黒板を消してくれ。明日からは日直がやるから今日だけな。」
そう頼まれると清水は黙々と黒板を消し始める。
……
……
全然上届いてねえ??????
見兼ねた俺は立ち上がり、もう一つの黒板消しを手に取る。
遼「上は俺がやるからいいよ。」
これもシミュレーション済みだ。自然に言えたぜ。
美影「は? あんた悪魔の癖に何良い人ぶってんの? 」
美影の声には確かな怒りが込められていた。そしてポケットから例のアイスピックを取り出し言った。
美影「早く消えて。」
そうでなければまた突き刺すと、その目は語っている。
遼「ちょっ…普通に手伝おうと思っただけだし…」
美影は何も言わず、ただ尖状のものをこちらへ向けて立っているだけであった。
俺は大人しく席へ戻り、彼女の言葉を反芻していた。
「早く消えて。」
その言葉はついに寝床の中に入った後までもおれの頭を悩ませた。
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