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とある愚者の転生記
第九話 閑話1 スクライア一族に転生したあるオリ主 
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いでにレイジング・ハートもぶんどって(いくら高性能でも使えないデバイス持っててもしょうがないだろ、という理由。やっぱりユーノは押しに弱いわ。幾らすると思ってんだこんな高性能なデバイス………。ちなみにオレは姉妹機のブレイブ・ハートを持っている。レイジングハートの待機状態が紅く小さな丸い宝石形に対し、ブレイブ・ハートは、蒼く小さな丸い宝石形)、運搬用に管理局から送られてきた次元航行船へ乗り込んだ。


さぁ、遂に原作が始まる………。
 

 そして、予定通り事故に遭い、ジュエル・シードは地球へと転移していった。
 「プレシア」からの次元跳躍攻撃がどうかはわからなかった。
 次元航行船の中で運搬班の一族の人たちと話してる時に、警報が鳴り、ドカンと大きな音がしたかと思ったら、倉庫が破壊されたというアナウンスが流れたのだ。ちなみに次元航行船に乗る前に管理局に所有権等諸々の手続きは終了しているので、この時点で一族側から見るとジュエル・シードを探索するメリットなど何もないし、魔力封印が済んでいるジュエル・シードは危険がない(ことになっている)ので、急いで探索する理由もない。せいぜい手が足りない管理局から依頼を受ければ、探索に出かけるぐらいだ。こんな状況下でよく原作のユーノは探索に出たモンだ。というか、普通に管理外世界への無断転移で犯罪です。まぁ、後でアースラとも伝手ができてうやむやにできるとオレはわかっているけどね!

 さて、なんだかんだで皆が混乱している間に、ブレイブ・ハートを使ってジュエル・シードの転移先をこっそり探索。
 もちろん、普通に調べても時間がかかるので、次元航行船のホスト・コンピューターに潜り込んでデータを参照。
 結果はやはり第九十七管理外世界、現地名称地球に転移。

 まさに予定通り!

 与えられた部屋に書き置きを残し、さっそく転移ポートから地球へと転移しよう。
 後は原作通りに丸い奴に魔法をひと当てして、フェレットになってわざと助けを求めれば完璧だ。
 ブレイブ・ハートとレイジング・ハートの二つを持って来ているんで、適当なところで魔力が回復したとか言ってユーノ以上のこのAAAという魔力を使って原作介入してけば、「なのは」もきっとオレに惚れるはず。
 ユーノと違ってジュエル・シードにこだわりはないんで、最悪「フェイト」のために〜、とか言ってプレシアにジュエル・シードを渡したって良い。まぁ、その時残されるであろう「フェイト」を慰めれば確実にオレに惚れるだろうしな。


 さぁ、夢の始まりだ………。


 おかしい………。

 地球に落ちたはずのジュエル・シードが見つからない………。

 もう一週間ぐらい探してるんたぜ………。

 しかも、前にいた世界と魔力濃度が違うせいか、魔力回復
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