新春特別公演後編
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にあの男が、帰ってきた。
「よう、大神久しぶりだな」
「ええ、支配人も元気そうで、安心しました」
「おう俺は、元気だぞ、しかし大神よ、南米での演習はどうだった?」
「ええ、自分が教官でどこまでやれるか、不安でしたが、何とか無事に終えることができ、ほっとしてます」
「結構、治にいて乱を忘れず花組の隊長はそれぐらいじゃなきゃ勤まらねえからな」
「海軍少尉大神一郎貴殿に、帝国華撃団花組への転属を伝える」
「は、粉骨砕身で頑張ります」
「して、大神よ花組隊員の中で、心に残る隊員は、いるか?」
「・・・はいいます」
「ほうそいつは・・・誰だ?」
「・・・それはさくら君です」
「ほう・・さくらか」
「さくら君は、元気ですか?」
「ああ、元気だよ、相変わらずな」
「俺が帰ってくることに何か言ってました?」
「いや何もないだろ、さくらは大神に対しては」
そして米田と大神を乗せた、屋形船は、終点に着いた。
そこで、大神を出迎えたのは、さくらと、大神の知らない少女の二人だった。
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