新春特別公演後編
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
直哉が、支配人室を出ると、そこで待っていたのは風組の3人だった。
「いたいた、直哉君ちょっといい?」
「何?由里君」
「あの二人の新しい子達誰なの?」
「ああ、一人は僕の義理の妹で、もう一人は、最近さくらちゃんの義理の妹になった子だよ」
「二人共お正月で、仙台から出てきてから、特別公演に出てもらったのだけど、失敗したあの子達?」
「いいえ、凄い反響ですよ、演出で、空を飛ぶんですから」
「そ、そうなんだかすみ君」
「直哉君あの二人のプロマイド販売していい?」
「いいですよ椿さん。あの子達も正式に歌劇団のメンバーになったので」
「本当!!」
「直哉君が来て、劇場の売り上げも上がるしいい事だらけね」
「ほうそれじゃあ俺が悪いんだな?」
「当たり前じゃないそんな事・・・・」
「由里、かすみ、椿支配人室に来い、話がある」
「「「いやーー」」」
そして三人組は、支配人室へ消えていった。
「さて僕は、舞台袖で、二人の初舞台でも見に行くかな?」
舞台袖・・・
直哉が、舞台袖に行くとさくらが居た。
「あ、さくらちゃん」
「直哉君、直哉君も様子見に来たの?」
「うん、そういうさくらちゃんも?」
「うん、所で直哉君あの二人も、帝国華撃団に関わらせるの?」
「それは・・・さくらちゃんだから、言うけどまだ管理局があの二人を狙ってるみたいなんだ、それで米田長官が、二人を守るために帝国華撃団に入れるようにと進められたよ」
「そんな・・・」
「さくらちゃんこの世界には、まだ憑依の実や、まだ見たことのない脅威があるかも知れない、そんな脅威から帝都を守るのが、僕達の使命だよね」
「うん」
「僕達が戦闘中に、二人が狙らわれたらどうする?」
「それは・・・」
「それを管理局は、平気でするみたいなんだ」
「だから僕は決めたんだ、二人を帝国華撃団に入れることを」
「わかった直哉君。私も賛成するよ」
「あ、お兄ちゃん」
「姉さんも」
「「二人共お疲れ様」」
「「疲れたよ」」
「二人共まだあと2日あるんだぞ」
「「あ、そうだった」」
「フフ、頑張って」
「それじゃあ、仕事にいくね」
「「「はーい」」」
直哉は三人と別れ、自分の仕事に戻った。
そして、三日間の特別公演は終わり、2ヶ月が経った。
太正14年3月31日深夜・・・
1年前東京湾に出現した、降魔の城と言うべき聖魔城今ここに、鬼の面を被った男の反魂の術により、あの男が蘇ると、聖魔城は、静かに、沈むのだった。
それから数日後・・・
帝都
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ