第65話 クラフト
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ーラーに通信を繋ぐが、帰ってくるのはノイズだけだ。
「通信が繋がらない…地上はどうなっているんだろう…?」
「今はこれ以上ラグナロクを撃たせないことが先決だ。急ごうゼロ!ルイン!!」
シャッターを潜り抜け、三人はラグナロク制御室に入るとクラフトを見据えた。
「ゼロ…ルインやエックス様まで何をしに来た?」
「これ以上ラグナロクは撃たせん…!!」
「お前達はバイルを倒すのが目的だったんだろう…?今、ラグナロクが二発目のチャージを開始した。これで世界は…人間達は変われるはずだ」
「…クラフト、こんなやり方をネージュさんが望んでいたと思っているの?ネージュさんがこんなやり方に賛成すると思っているの?」
誰の目から見ても明らかに焦り、暴走しているクラフトを止めようとするルイン。
「…分かっている…俺のやっている事はバイルと何ら変わらんとな。だが…俺はイレギュラーと呼ばれようと構わない…!誰かが道を誤った人間達を裁かねばならないんだ!!」
だがクラフトはルインの言葉に耳を貸さず、例え大勢の犠牲を出そうとも、ラグナロクの主砲によって強引にでも世界を変える道を選んだ。
それを聞いたルインは悲しげに顔を歪めながらZXバスターを抜いた。
「この馬鹿あっ!!」
バスターを向けてクラフトにチャージショットを放つ。
クラフトはそれを回避してマルチランチャーを構えた。
「止めるんだクラフト!僕達三人を同時に相手にして勝てるわけがないだろう!!」
クラフトの実力はルインと互角に渡り合える時点で相当の物だが、ゼロ達三人に勝てるわけがない。
「お前達三人を相手にして勝ち目がないのは分かっている!だが、ラグナロクのエネルギーチャージが終わるまで保てばそれでいい!!」
「君という人は!!」
ランチャーから放たれたレーザーをエックスは屈んでかわし、即座に腕をXバスターに変形させてダブルチャージショットを放つ。
「ぐっ!まだまだ!!」
攻撃直後の隙を突かれながらも、膝からボムを発射するクラフト。
ルインはHXアーマーに換装し、エアダッシュで距離を詰めながらダブルセイバーで斬り掛かる。
「たあああっ!!」
「甘い!!」
後ろにジャンプしてかわし、分裂する爆弾を投げるクラフト。
それをまともに喰らったルインは吹き飛ばされた。
「クラフト!お前の気持ちも分からなくはない……。だが、人間達を裁いていい理由にはならん!!」
Zセイバーを握り締めながら、クラフトに斬り掛かる。
エネルギーチャージを終えているため、セイバーから光が放たれていた。
「伝説の破壊神、ゼロ!お前にそれが出来ないのなら…俺がやってやる!!」
「例え道を誤ろ
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