第65話 クラフト
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シエルの口を強引に塞いだ。
「確かに…僕も少しだけ興味があるかな…?ゼロは昔から他人に少し無関心なところがあったしね」
エックスの記憶でも人間とレプリロイド含めてゼロが関心を持った女性は彼女とシエル以外いなかった。
「そうか…?俺にとってシエルは隣を預けられるパートナーだ。そして俺の力でシエルと…シエルの信じる物を守る…それだけだ」
「ふむふむ、まあまあかな?ゼロ君にとってもシエルちゃんが特別なのは分かったよ。良かったね」
「あ…うぅ…」
赤面しているシエルにゼロが疑問符を浮かべた直後であった。
シエル達の本拠地であるレジスタンスベースから通信が来たのは。
「レジスタンスベースからの通信が入りました。回線を開きます」
ルージュが回線を開くと、レジスタンスベースに残ったジョーヌがモニターに映る。
『…シエルさん!ゼロさん!大変です!!レジスタンスベースのレーダーが、強力なエネルギー反応をキャッチしました!!エネルギーの発生元は衛星軌道上…宇宙空間からです!!!」
「宇宙ですって…!?」
『エネルギー反応更に増大中!!計測しきれません!!この位置は…リア・ゼロの…危険で…!!すぐ…避難…!!』
徐々に音声にノイズが混じり、モニターからジョーヌの声が聞こえなくなる。
「どうしたの!?応答して!?一体…何が起こっているの…!!?」
シエルが声を張り上げてもジョーヌからの応答はなかった。
「通信回線に強制割り込み!発信源は…ネオ・アルカディア跡地です!!」
「ネオ・アルカディア跡地から!?」
ルインが驚いた次の瞬間にモニターに映るのは、ネオ・アルカディア跡地の統治者のバイルであった。
『…クーックックックッ…クヒャーッハッハッハッ!!!』
「…やはりお前か、Dr.バイル…!!」
「今度は何をするつもりなんだ…!!」
『言ったはずだ…人形共…!貴様らにラグナロクは止められんとなぁ!宇宙に浮かぶ衛星砲台、ラグナロクによる地上への無差別攻撃…。これこそが…真のラグナロク作戦なのだよ!貴様らが倒した八つの部隊は、ラグナロクが完成するまでの時間稼ぎに過ぎん!!』
「なっ!?あれだけの規模の部隊と作戦がただの時間稼ぎ……!?」
相当な規模であった作戦と部隊が本命のための時間稼ぎに過ぎなかったことを聞いたルインは驚愕する。
「チッ…!オペレーター…!俺達をラグナロクに転送出来るか?」
「駄目です!ラグナロクの正確な座標が分かりません!せめて何か、ラグナロク内部に転送の目標となる物さえあれば…!!」
「く…っ、今からネオ・アルカディア跡地に行っても、間に合わない!!」
『クーックックックッ!クヒャーッハッハッハッ!!良
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