第42話 水でふざけるのはやめましょう
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った…………
「零治!」
「こなくそ!!」
懸命に手を伸ばすが、ボールは無常にもプールに落ちる。
「8対4はやて…フェリアペアリード!」
「ナイスショットやフェリアちゃん!!」
「はやてこそ」
ハイタッチするはやてとフェリア。
「くそっ!!」
「フェリアちゃん速すぎるよ………」
そう、このような結果になっているのはフェリアが原因だったりする。
始めはあの小さい体には不利だろうと思っていたのだが、潜水して底から一気にジャンプし、スマッシュを決めたときにはマジで驚いた。
というかそんな運動神経ある人間なんているのか!?
試しに俺もやってみたがそこまで高く飛べず、なおかつボールを空ぶった。
だけどこれにも弱点があり…………
「これでマッチポイントだ!!」
「ここだぁ!!」
うまく落下地点を読んだ俺がボールを返す。
「しまった!?はやて!!」
「任せてな!!」
はやてはなんとか追いつくが、ボールははやてたちの後ろに飛んでいった。
「8対5!!はやて…フェリアリード」
「やってもうた………」
「いや、コースを読まれた私が悪い」
このようにコースを読み、返せばジャンプしたフェリアは動けないので拾うのは一人になる。そうすれば得点のチャンスになるのだ。
「ナイス零治!」
「たまたまだ、でもなんとか拾うぞフェイト!!」
「うん!!」
こうして死闘は続く……………
「10対6ではやて…フェリアペアの勝ち!!」
「やったで!!」
「ああ、完全勝利だ!!」
「「……………」」
恥ずかし!!
何さっきの俺!?あんだけカッコつけて結局負けるのかよ!?
しかも点差離れてるし…………
フェイトもどうやら同じ気持ちらしい。恥ずかしそうにプールから上がる。
「なんや二人共、あれだけカッコつけといてあっけなく負けよったなぁ」
「はやて、気にしてることを………」
「かっこよかったで二人共『何としても勝つ!!絶対負けてたまるか!!』熱いわ〜『私も絶対負けたくない!!絶対拾うね!!』ってその後直ぐにスマッシュ決められっとたからなぁ………」
「もう止めてはやて!!」
その後俺とフェイトは、はやてから言葉攻めを食らってました…………
「ねぇ零治…………」
「ん?どうしたアリサ?」
授業も終わり教室に戻る時だ。
アリサに声をかけられ俺は止まる。
「私のせいで溺れかかったから謝ろうかと………」
「ああ、そんなことか。っていうかアリサは短気すぎる」
「えっ!?」
「なのはもそ
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