第42話 水でふざけるのはやめましょう
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ている。
だったら座れ!!
「まぁいいわ。さぁみんな!6時間目が終わるまで好きに遊んでいいわよ!!」
倒れているSBS団は無視して俺達は遊び始めた。
「行くぞオラッ!」
俺はビーチボールを高々と上げる。
「すずか!」
「はい!」
アリサの声に答えながらすずかがボールを返す。
「フェイト!」
「うん!」
少しライナー気味に来たボールを上手くフェイトが返す。
今、俺達がやっているのは水上バレーのようなもの。
あらかじめコートの大きさを決め、相手のコートにボールを落とせば勝ち。
2対2のチームでやるのだがこれが結構難しい。
普通に弾道を低く返せば良いと最初は思っていたのだが、意外に直ぐにボールが沈むため、容易にスマッシュなど打つと自分のコートに落ちてしまう。しかも水の中で打ち返すのでスピードも出ず、簡単にはじき返される。何より泳いで移動するため中々ちゃんとした体制で打ち返せないため、結構打ち返すのすら難しかったりする。
「アリサ!」
「任せて!」
ふらふらっと低めの弾道でゆっくりとボールが無人の相手コート右側に落ちていく。
(間に合え!)
アリサは急いで泳いでいくが、アリサの頑張りもむなしく、ボールはプールに落ちた。
「9対8!零治君、フェイトちゃんペア、マッチポイントだよ!」
「よっしゃ!ナイスショットフェイト!」
「うん、このまま勝とうね」
「ごめんすずか………」
「ううん、今のはフェイトちゃんが上手かったよ。それにまだ逆転できるよ!!」
「そうね、まだ勝負は分からないわね!」
気合いを入れ直したアリサ。
いいね、そうじゃなきゃ面白くねぇ。
「油断せずに行くぞフェイト!」
「うん!」
今度はすずかのサーブからゲームが始まった………………
「疲れた…………」
なんとかサドンデスになりながらも20対22で勝った俺とフェイトペア。
かなりの死闘となった。
あそこでフェイトが拾ってくれなければ分からなかった………
「盛り上がってたな」
俺がフェンスに寄りかかって休んでる所に圭が隣に座ってきた。
「っていうか次はお前の番じゃないのか?」
「先に八神、イーグレイペアと中島、坂巻ペアだ」
「ふ〜ん………」
そんなたわいもない話をしていると試合が始まった。
「なあ零治………」
「なんだよ?」
「女の子って最高だな…………」
「お前大丈夫か!?いつもならこんな話になると顔真っ赤にしてうまく話せなくなるくせに………」
「俺だって興味はあるんだよ!!だけどお前と中島の二人の話が
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