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Tales Of The Abyss 〜Another story〜
#30 見捨てられない想い
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になってな。」

 考え込んでいたガイだったが、表情を元に戻し、そう言っていた。

「どう言う事だよ?」

 ガイの突然の言葉に、ルークが疑問に思いながら、そう訊いた。


 今回の1件。ルークに関係ない事ではない。
 それが、ガイの次の言葉で、ルークにも判るのだった。


「7年前…誘拐されたお前が見つかった場所なんだよ…」
「!!!」


 自分自身が判るかもしれない。

 何かが、判るかもしれない。

 その思いが強かったからこそ、ヴァンの言っていた事を破り、ルークもコーラル城へ向かうと決めたのだった。
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