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ヴィーナスの誕生
第四章
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だよ」
「そうなの、ねえ君」
 ここでだ、その人は。
 僕に顔を向けてだ、こんなことを言って来た。
「こいつから話を聞いたのね」
「あっ、はい」
 その通りだとだ、僕はその人に答えた。見れば見る程足が長くてすらりとしていて背も高くてだ。エルフみたいだった。
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