暁 〜小説投稿サイト〜
IS〜夢を追い求める者〜
第2章:異分子の排除
第19話「四組の代表決定戦」
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りうぬでは奴に近接戦で勝てん!〉

〈唐竹、来ます!〉

「くっ....!“パイロシューター”!」

  真正面からの唐竹をルシフェリオンの柄で防ぎ、瞬時にエネルギーを消費して、炎の弾を私の周りに展開して射出します。

「っと!」

「まだです!」

  後ろに下がって避けたマドカさんに対し、私はさらに距離を取りつつ、シューターを操作して再度マドカさんを狙います。

「追加です!」

「くっ...!」

  さらにエネルギーを消費する代わりにシューターを追加します。
  これなら、マドカさんも避けるだけでは済まされないはず...!

〈油断するでないぞ、ユーリ!〉

「っ!」

  ディアーチェの言うとおり、その考えは甘かったみたいです。
  ライフルを展開して全て撃ち落とされるなんて...!

〈まだまだ精密操作ができていないようですね。〉

「要練習ですね...。」

  動きながら撃つのを想定していたので、操作が甘くなっていたようです。

「考え事してる暇かな!?」

「っ!ぐっ....ぁあっ!?」

  瞬時加速で近づかれ、上段から思い切りブレードが振り下ろされます。
  それを、ルシフェリオンで防ぎますが、それごと地面に叩き落されてしまいました。

〈追撃、来ます!〉

「くっ...!」

〈ブラストファイアー!〉

  シュテルの警告に、咄嗟にルシフェリオンをマドカさんに向け、レヴィがそう叫んだ瞬間、炎の砲撃が放たれます。

「危なっ!?って、熱っ!?」

〈今だ!ユーリ!〉

「ルベライト!」

「しまっ....!」

  砲撃を避けた所へ、火の輪による拘束を仕掛けます。

「....ディアーチェ。」

〈よかろう。存分にぶちかますがよい。〉

  今の内にルシフェリオンを仕舞い、エルシニアクロイツを展開します。
  マドカさんは大抵の攻撃だと簡単に凌いでしまう。
  なら、防ぐことも躱す事もできない攻撃で....!

〈ルベライト、後2秒で解けます!〉

〈後もう少し!もう少しで撃てるよ!〉

  シュテルの警告と、レヴィの言葉に少し焦ります。
  ですが、これから放つのは広範囲攻撃...!ちょっとやそっとでは躱せないはず...!

「遠き地にて、闇に沈め...。」

〈闇に染まれ!デアボリック・エミッション!〉

  黒色に蠢く光球をマドカさんの近くに放ちます。
  そこでようやくルベライトが解けたマドカさんが逃げようとしますが...。

「間に合わな....!」

  光球は瞬く間に広範囲を飲み込みます。
  物理的ダメージはほとんどありませんが、範囲内にいるだけでシールド
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