第64話 磁場区域とコールドスリープ施設
[7/7]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
クスに直撃し、まともに強力な弱点属性を喰らったマグナクスが仰け反る。
｢ブモオオオオッ！！」
いきなり浮遊したマグナクスの全身が分離し、マグナクスのパーツがゼロとルインに迫る。
｢ぐっ…」
｢うわあっ！？」
分離したことで身軽となったためか、予想以上にパーツの移動速度が速かったために直撃を受ける二人。
しかしすぐさま、体勢を立て直して、ゼロは中央のマグナクスの頭部にアックスでの斬撃と、ルインがオーバードライブで強化したハルバードの一撃を喰らわせて距離を取る。
｢ビームだどーーーっ！！」
トラクタービームを発生させ、周辺のジャンクを吸い寄せる。
吸い寄せられていくジャンクに当たらないように気をつけながら、ゼロとルインは距離を詰め、攻撃を当てていく。
そして吸い寄せ終え、巨大な塊となったジャンクが落下してきた。
｢ブモオオオオッ！！」
勢い良く斧を振るってジャンクを真っ二つにして吹き飛ばす。
すぐにそれを回避する二人だが、ジャンクの塊に気を取られてしまった二人はマグナクスの次の行動への対処が遅れてしまう。
｢ブモオオオッ…」
斧を前に出してゼロとルインを吸い寄せる磁力を発生させ、それによって吸い寄せられてしまった二人は捕まってしまう。
｢｢っ！？｣｣
｢取ったどーーーっ！！」
そのまま捕まえた二人を握り潰そうとするマグナクス。
｢ぐ…あ…っ！！」
｢くう…っ！！」
あまりの握力に呻き声を上げるゼロとルイン。
人型レプリロイドでは桁外れの頑強さを持つが、あくまでも人型としてはだ。
マグナクスの馬鹿力にアーマーが悲鳴を上げ始めた。
｢ぐっ！！」
ゼロはゼロナックルによる武器の制御を手放し、アックスを投擲してマグナクスの顔面に突き刺す。
｢ブモオオオオッ！！！」
悲鳴を上げるマグナクスだが、その隙を逃さずにルインはオーバードライブを発動した状態でハルバードを胸に突き刺した。
突き刺した箇所から徐々に凍り付いていくマグナクス。
｢はああああっ！！」
放り投げられたゼロがとどめとばかりにゼロナックルのチャージ攻撃を繰り出し、マグナクスの胸に風穴を開けた。
｢ンモオォッ！？……オラの……オラの負けなのか……？……嘘だど……そんなの……嘘だどーーーっ！！」
自身の敗北を認められないままマグナクスは爆散し、それを確認したルインが通信を繋ぐ。
｢ミッション終了です、転送して下さい」
『OK、回収するね』
転送の光が二人を包み込み、トレーラーの転送室に転送されるのだった。
これで全ミッション終了である。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ﾍﾟｰｼﾞ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿ｻｲﾄ〜
利用規約/ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰﾎﾟﾘｼｰ
利用ﾏﾆｭｱﾙ/ﾍﾙﾌﾟ/ｶﾞｲﾄﾞﾗｲﾝ
お問い合わせ
2024 肥前のﾎﾟﾁ
しおりを解除