第64話 磁場区域とコールドスリープ施設
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磁パルスによるノイズが発生していて…その範囲は徐々に広がりつつあるんだ。現在エリア・ゼロの自然は、コロニーの残骸に生き残っている装置…。環境維持システムのおかげで保たれているけど、このままじゃ電磁パルスによるノイズでシステムが破壊されてしまう。そうなる前にこのエリアへ侵入して、施設を無力化して」
「了解した」
「任せて下さい!!」
直ぐに返事をしたゼロとルイン。
「はい、トランスサーバーに乗って、まずはエックス君から」
「はい」
エックスが中央のトランスサーバーに乗り込むと、アリアが端末を操作する。
「転送準備完了…転送!!」
エックスは転送の光に包まれ、コールドスリープ施設へと転送され、次はゼロとルインがトランスサーバーに乗り込む。
「次はゼロ君とルインちゃん…転送準備完了…転送!!」
ゼロとルインも磁場区域に転送され、トレーラーの転送室にはアリア、シエル、ルージュのみが残された。
「気をつけてねゼロ…ルイン達も」
「大丈夫大丈夫、三人を信じようよ」
そしてコールドスリープ施設の入り口付近に転送されたエックスにアリアから通信が入る。
『このミッションの目的地とは別の場所に、特殊なロックのかかった扉を発見したよ。その扉を開くにはどうやら特別なカードキーが必要なようだね。ミッションの遂行に関係はないけど調べてみる価値はあるかもしれないね。余裕があればだけど』
「そんな暇はないですから、後で調査隊を送って下さい。それではミッションを開始します」
エックスはダッシュで施設内に向かう。
本当に久しぶりの一人でのミッション。
エックスは気付かぬうちに体に力が入っていたことに気付いてすぐさま力を抜き、腕をXバスターへと変形させた。
施設内に入って階段を駆け登り、途中でバリアントが妨害してくるが、メガアックスの代わりに灼熱粒子砲内部で入手したフレイムソードで叩き斬る。
そして屋上に出てそのまま進むと、雪の中に潜んでいたバリアントが爪を伸ばしてエックスに迫ってきた。
「くっ!!」
咄嗟にバスターからシールドを出現させ、バリアントの爪を防いで強引に弾き飛ばすと、フレイムソードで両断した。
「この武器…使えそうだな」
バリアントのチップをバスターに組み込むと、バリアントの爪型の武器であるスティールクロウが出現し、それを使って雪の中に潜んでいたもう一体のバリアントを破壊する。
「この雪はフレイムソードの炎なら溶かせるかもしれない…」
フレイムソードの熱で雪を溶かし、雪に潜んでいた最後のバリアントをフレイムソードで両断しながらシャッターを開くと、エレベーターがあった。
下の階に向かうためのスイッチにショットを放ち、エレベー
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