Aパート
LIVE9 オープンキャンパス
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
た為か俺は立ち上がれなかった。それに軽い脳震盪を起こしていた。だが、一番重要な物は見落とさなかった。
「あれ、まだ立ち上がれるの?ことりはしつこい男は嫌いだよ。」
「ああ。面白いものを見つけたからな。」
「なになに?教えて♪」
『刹那、これを受け取って?』
ったく、俺が帰れって言ったのによ。穂乃果も案外、俺に似てきたのかもしれねえな。
「サンキュー、穂乃果!」
帰ったはずの俺の味方が到着したことでことりは困惑を隠せずに居る。敵に隙が出来た?ここで穂乃果が持ってきた刀を使って攻撃してやる?
「真・鳴神流奥義 紫電一閃!」
ことりは駆けてきた俺を吹き飛ばそうとしたが腕が思うように動かなかった。そんなことりをもろともせず、俺はことりを操っているであろう指輪を破壊した。すると、ことりの腕はいつもの白いスベスベする肌に戻りその場に倒れこんだ。
夜8時……
私は目を覚ますと見馴れない部屋に居た。
「ことりちゃん、大丈夫?」
「ことり、大丈夫ですか?」
「あれ、なんで私はここに……」
周りを見て確信した。ここは病室だ。
「ことりちゃんが急に倒れたの。」
「しかも、吐血までもしたので真姫の病院に運んだのです。」
「何も覚えてないのか?」
「う、うん。」
「そうか……」
「ね、ねえ…」
「どうしたの?」
「ことり、いつからここに居るの?」
「午後6時くらいから。あ、因みに白夜君はそろそろ来ると思うよ。」
「ことり!大丈夫?」
「ほらな。」
「ことり、なんか痛いところは?調子が悪いところは?食べたい物は?」
ハク君は私が風邪を引いたかのように心配してきた。そ、それはそれで反応に困る。
「白夜、ことりは明日まではここで療養した方が良いみたいだ。それに話したい事があるから廊下に出てくれ。」
「分かった。」
刹那君が言った瞬間にハク君の顔は少し曇った。何を話すのかは知らないけど良いことではないみたい。
帰り……
俺達はことりが目を覚ましたことを確認して後のことは白夜と理事長に任せて帰っていた。
「ことりちゃん、元に戻って良かったね。」
「ええ。って、刹那、どうしたのですか?」
「あ、ああ。何でも、ない。」
本当は何でもないわけじゃないけどね。
「しかし、先程から腕を抑えてますけど……まさか!刹那、腕を見せてください!」
俺は海未に見られないようにずっと抑えていたが無理に引き剥がされ最悪な物を見られた。俺の左腕が黒くなっているところを。
「「病院行き決定!」」
そのまた翌日……
「ことり、」
「刹那君、」
「「なんか暇……」」
このとき、更なる不幸が重なることは誰にも予想出来なかった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ