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ラブライブ!〜μ’s feat.me〜
Aパート
LIVE9 オープンキャンパス
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「「は、はい!」」
俺は海未と穂乃果を俺の後方に待機させて自分の鞄から短刀を取り出す。何で俺がこんな物騒な物を持っているかって?ただの護身用だよ、ただの。
「刹那君から死んでくれるの?ことり、嬉しいなー。」
「ことり、一体どうしたんだ?」
今のことりの眼には光がない。俺にもデレてはいない。よって、ヤンデレではないことは確かなのだが気味が悪い。
「じゃあ、殺るね。」
そう言ったことりの腕は一瞬にして赤い何かに包まれていった。なんということでしょう!あんなに白く世の人全員が『マジエンジェー』と言ってしまう美しい腕が、一瞬にして赤い蠍の鋏に変わってしまいました。



は?



「な、何なのですか、あれは!」
「こ、ことりちゃん?」
後ろからは豹変してしまったことりを見て驚きの声があげていた。
「ことり、本当に殺る気か?」
「勿論だよ♪」
ことりは自然に歩いてきて蠍の鋏を振り回した。
「だって、刹那君って殺す事を躊躇うんでしょ?なら、ことりが目覚めさせてあげる。あの頃のように……」
「なぜ、お前が知っている?」
「なんでだろうね♪」
ことりってこんな奴だったか?なんか、こう……闘いを楽しむっていうか、上手く言葉には出来ないけどこの前の姉ちゃんのようなオーラを感じる。俺は穂乃果達に危険が及ばないように手で『早く帰ってくれ』と合図を送った。それを直ぐに察知してくれたのは穂乃果で、海未を連れて逃げてくれた。こういうときは怖がって何も出来なくなる海未より穂乃果の方が使える。
「ふぅ、これで心置き無く戦えるな。」
「先ずは、刹那君からだよ♪じゃあ、早速逝って♪」
先制攻撃を仕掛けてきたのはことりの方だった。というか、さっきよりも早くなってねえか?俺は間一髪のところで避けたが、ことりの鋏からは紫の液体が流れている。おそらく、あれは毒だろう。
「ことり、一体どうしたんだよ?」
「ことりはね、生まれ変わったの。そして、気付いたの。自分の描く未来に邪魔な奴は消したら良いってね♪」
「本気で言ってるなら、俺もそれ相応の力を出すぞ。」
「別に良いよー♪そっちの方が楽しくなるし。」
こいつ、マジで狂ったな。本当に戦闘を楽しんでやがる。
「で、俺を本気で殺せるとでも思ってるのか?」
「うん♪だってね、穂乃果ちゃん達をわざと逃がしたのも作戦の1つだし♪それに刹那君は絶対に殺せないよ。」
「そうか、なら俺がその作戦を潰す。真・鳴神流奥義 紫電一閃!」
俺が短刀に気を溜めて斬りかかろうとしたそのとき、

『刹那君……やめて………』

目の前の敵は俺の知る幼馴染みに戻っていた。
ヤバい?と思いつつ、短刀を引く。それと同時に俺の顔に鈍い衝撃が走る。
「へー、本当に引っ掛かるんだ。面白いんね。」
急に鈍い衝撃が走っ
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