イライラ兵長とドキドキな私 1
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「……あ、ハルカ!」
「おはよ、エネ」
「おはよー」
食堂に行こうと部屋から出るとちょうどハルカが通りかかっていた。
「ハルカも食堂に?」
「うん、ずっと部屋にいるのもつまんないし、食堂で皆と会話した方が楽しいじゃん」
「そうだよね」
私達は食堂に向かう。
今、一緒に歩いてるのは同じ104期のハルカ。
以前、誰かにいじめられててリヴァイ兵長に相談したりして何かと一緒に行動していたけど、あれから一切いじめは起きていない。
第一印象は寡黙で感情表現が乏しくて__……
あれ、寡黙?
いじめの時は、ハルカの身が危なくてそれどころじゃなかったけど、今考えると……
ハルカは、全然寡黙でも感情表現が乏しいわけでもない。
それに話し方も最初の頃と全く違うし…………
「ねぇ、ハルカ。私、ハルカの第一印象は寡黙で感情表現が乏しい人だって思ってたんだけど……前は本当にアニみたいに全然喋らなかったよね。でも今は違う。……どうして?」
「それは……あの時__いじめられてた時は、まだ一人で抱えていたし……明るく過ごしたらいじめが酷くなるかもしれない、と思ったからね。……でも今は、エネとリヴァイ兵長がいる。私は安心して過ごせる、そう思ったからだよ」
……え?
って事は今のハルカは……
「じゃあ、これが本来のハルカの姿なんだね!!」
「うん、そうだよ。これからも宜しくね」
「うん!」
そんな会話をしながら暫く歩いていると前方で部屋の扉が開いた。
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