MS戦術解説
人間による起動兵器との戦闘法@
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??度胸と戦略がモノをいう、人間の対MS戦闘??
ミノフスキー物理学が生み出した史上最強の兵器「MS」。ジオン公国軍が戦力化したMSに対抗するために、地球連邦軍もMSを開発したように最高の対MS兵器はMSというのが宇宙世紀における常識である。さらにサブ・フライト・システムの普及やMS自体の高性能化によって、MSの優位性はより一層強固なものとなっている。しかし、場合によっては味方部隊にMSどころか、AFVや航空機が無い状態で、敵MSと対峙する事になる。実際、MSが配備される以前の地球連邦軍地上部隊では、「対MS特技兵分隊」と呼ばれるMSハンター部隊が編制されていた。また、極東方面軍第一機械化混成大隊では対MS歩兵中隊1個が常設されており、苦肉の策ではあったがその必要性は認められていたのである。
第一次世界大戦時に誕生し、第二次世界大戦以後、陸戦の王者として君臨した戦車も歩兵に撃破されることがあった。戦車も正面以外の装甲はそれほど厚くなかったほか、履帯を破壊されると機動性が失われるため、バズーカなどの携行式対戦車兵器による攻撃で大ダメージを受けるケースも見られた。このように、生身の人間でも陸戦最強を謳われた戦車を撃破できたように、戦い方によってはMSを無力化に追い込むことも不可能ではない。主力戦車を上回る装甲を持つMSであっても、スラスターや間接部、センサーなどは脆弱で、コックピットハッチに大口径火器を直撃させることで内部を破壊、パイロットを殺傷させると言う手段も採られる。また、ロケット・ランチャーや対MSミサイル、対MS地雷などを用いなくとも、ワイヤートラップでMSを転倒させれば機体を奪取する事も可能である。
このように生身の人間が、MSを無力化することは不可能ではない。しかし、MSには対人センサーが備えられているために接近は困難で、仮に接近できたとしても対人兵器や多目的火器で反撃される可能性も高い。宇宙空間では人間に命中する可能性の低いビーム・ライフルも、地上では兵士が隠れている周辺を焼き払うことで対人兵器として充分な戦力を発揮する。地球連邦軍系MSが牽制用として装備するバルカン砲も、人間にとっては大きな脅威となる。しかし、これらのMS用火器を避け、遠距離から攻撃する場回避される可能性も高くなる(実際、サイド7遭遇戦時、ザクU葉有線ミサイルをかわしている)。このため、対MS戦を行う人間はMSに肉薄する必要がある。障害物や塹壕を利用すれば、MSへの接近は比較的容易だが、発見される可能性が高く、さらに撃破出来なければ、反撃を受ける。生身の人間による対MS戦闘は、高度な戦術が必要となるだけでなく、最終的にはMSからの反撃に臆さずにそれを実行する度胸がモノをいうのである。
補足事項
??MSの弱点??
無反動砲
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