第63話 空中庭園と地下樹海
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ネージュを助け出したゼロ達はラグナロク作戦を阻止すべく、残ったエリアに向かう。
「ふーむ、残るエリアは空中庭園、地下樹海、磁場区域、コールドスリープ施設かあ……」
何故かルージュの場所に座っているアリアがモニターを見つめながら呟く。
「私的には、ルインちゃんが空中庭園、エックス君とゼロ君は地下樹海がお勧めだね」
「どうしてですか?」
疑問符を浮かべるルインにアリアが軽く説明する。
「空中庭園なんて言うくらいだから空の上にあるんだよ。だから空を飛べるルインちゃんが一番適役だよ。地下樹海はうちの拠点みたいな有り様になってるようだから、ゼロ君の掌の武器が有効活用出来ると思うけど?」
「気付いていたか……」
「勿論さ!掌に埋め込んだ腕力強化のチップでしょう?他にも敵の武装を奪って自分の物にする代物らしいね。能力的にはエックス君の武器可変システムの下位互換ってとこかな?」
エックスは武器チップを入手し、Xバスターに組み込めばいつでも扱えるが、ゼロの新武器のゼロナックルは敵からいちいち奪わなければならないし、弾切れを起こし、使い物にならなくなったら捨てなければならなくなる。
その点はかなり不便だが、素晴らしい性能なのは間違いだろう。
「とにかく、ルインちゃんは空中庭園。エックス君とゼロ君は地下樹海でOK?」
アリアの問いに三人は頷き、それを見たアリアはこれから向かうエリアの説明を開始する。
「あの……私の仕事…」
「(無視)まずはルインちゃんが向かう空中庭園。空中を移動するバイル軍の要塞が発見されたの、この移動要塞は周囲に特殊な雲を発生させていて、地上に雷や酸性雨を撒き散らしながら移動している。被害が広がる前に、この要塞に乗り込んで撃破して欲しいの。」
「了解、任せて下さい」
「うん、それで…次はエックス君とゼロ君が地下樹海なんだけど…このエリアには、かつてシエルちゃん率いるレジスタンスグループとは別のレジスタンスグループの基地があったようなんだけど…現在はバイル軍に奪われて、敵の前線基地となっているようなの。エリア全体に植物のようなナノマシンの集合体が張り巡らされていて、そこから周囲の地中の養分やエネルギーを吸い上げているようなんだ。このままじゃ、エリア・ゼロの土地までそれに侵食されてしまうから、出来ればそうなる前に敵部隊を撃退してくれない?」
「了解した…」
「了解しました」
「それじゃあ、エックス君とゼロ君はトランスサーバーに乗り込んで、次はルインちゃんだよ〜」
「わ、私の仕事…」
まずは最初にエックスとゼロがトランスサーバーに乗り込む。
「転送準備完了…転送!…さあ、次はルインちゃん」
エックスとゼロが転送の光に包まれ、地下樹
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