暁 〜小説投稿サイト〜
貰った特典、死亡フラグ
自分の流儀を貫いて
9話:あるよ、守りたいものなら。無くしたけどね
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ェイ、サイファーが迎撃に、アルは艦砲サポートです」

 そうだろうな。アルが中で好き勝手に撃ってたら、“フッケバイン”が内部崩壊する!

「僕はステラについていますが、そうですね、ダレンは……」

「俺は相手の“主砲”潰してくるよ、聞きたいこともあるしね」

「それはいいですけど、大丈夫ですか?」

 フォルティスは、マリのことで俺が気にしていると思っているのだろう。帰ってきてから、ずっと沈んでいたし。でも、やらなければなるまい。

「やるときはやるさ。捕まらない程度にね。“約束の日”もあるしさ」

「わかりました。気をつけて」

 目標としては、“ヴォルフラム”まで行くこと。そして、“主砲”に話を聞くこと。俺の目的もあるから、絶対に“フッケバイン”は落とさせない。そう、例えどんな手を使ってでも。


●●


 わたし、高町なのはが使っている、AEC装備はCW-AEC02X“ストライクカノン”。

「やっぱり、バッテリー消費が……」

 バッテリーの問題は、AEC装備最大の課題。それでも、EC(エクリプス)感染者にはこの装備でなければ、戦えない。

『なのはさん、緊急です! 上空から正体不明(アンノウン)が接近中! おそらくフッケバインです、注意してください!』

「え!?」

 見上げるとそこには、人がミサイルのように飛んできていた。

『接敵まで、約3秒前!』

 それは、空中でクルンと一回転してから着地した。姿はジャージ姿の少年だった。

「時空管理局、本局武装隊航空戦技教導隊5番隊所属、高町なのは一等空尉ですね」

 立ち上がりながら、その少年は言う。その顔は、どこかで見たことがあるものだった。確か……フッケバインが関わったとされる殺人事件の報告書。

「お初にお目にかかります」

 息を吸い、ゆっくりと

「フッケバイン所属、近接武術師(ストライクフォーサー)たまに遠距離、ダレン・フォスターです。そして」

 その少年、ダレン・フォスターは右手にECディバイダーと思われる物を出しながら、

「EC兵器を扱う者、俗にEC(エクリプス)感染者やEC因子適合者(エクリプスドライバー)と呼ばれる者の1人でもあります」

 そうだ、シグナムさんが言っていた、第14無人世界の開墾地で起きた殺人事件報告書にあった、行方不明の男の子!

「誠に勝手ながら、貴艦“ヴォルフラム”の主砲である貴女と話をしに、そして潰しに参上いたしました」


●●


(決まった……)

 “ヴォルフラム”に着くまで、どんなことを言おうか考えていたが、これを言って正解だった。格好いいな、とは思ってたし。途中で噛まないか心配だったけどね。

 俺がし
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ