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とある3人のデート・ア・ライブ
第九章 全ての始まり
第1話 神代柑果
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から話すことは……信じられないかもしれないが事実だ。それは頭に入れててくれ」

琴里「……分かったわ」

士道「おう」

佐天「了解です」

美九「分かりましたぁ」

令音「……いいだろう」

五人の了承を得て、上条は覚悟を決めて語り出した。




6月末に起こった、あの『悲劇』を。



ーーーー
ーーー
ーー



琴里「……そんなことが」

佐天「でも、全く覚えてない……」

美九「記憶を消されてたらしいですからねー」

令音「……確かに、その日に霊波反応が確認されている」

令音がコンソールを動かしながら驚いた顔をする。

琴里も佐天も思い出せないことにもどかしさを感じている。

そして、とうの本人はと言うと、

士道「凜祢……凜祢……?何でだ?思い出せない……」

頭を抱えながら唇を噛み締めていた。

上条『どうする凜祢?』

凜祢『……合わない方がいいかも。余計苦しめるだけだし』

上条『そっか』

その言葉が少し悲しそうに聞こえたのは気のせいでは無かっただろう。

琴里「……記憶を消されたのならいくら思い出そうとしても意味ないわ。とりあえず彼女のことについては分かった。なら次、神代柑果の事について話してくれる?」

上条「話すも何も……上条さん自身もあんまり聞いてないし……」

そうなのだ。あの後何故か話してくれなくて、気づいたらここへ呼ばれていた。

まさか、これを見越してあえて話さなかったとか?

神代『ふむ。なら私が直々に話してやろう』

上条『本当か?』

神代『あぁ。だからお前も園神凜祢の時と同じことをやってくれ』

上条『分かった』

と、言われて上条は『楽園殺し(エデンブレイカー)』を発動させた。

それは、一瞬の事で誰も気付かなかった。

琴里達は瞬きをした瞬間に彼女が現れたと思うだろう。

気づけば。

上条の隣には、制服の女の子が立っていたのだから。

神代「やぁ」

声も顔も身体つきもあの時出会った神代柑果と全く同じ。

グレーのブレザーにスカートを着た高校生のような女の子。

琴里「……あんたが」

神代「そう。私が『神代柑果』さ」

琴里「ヘェ〜、あんたが……」

神代「……年上に向かってあんた呼ばわりはないでしょ」

琴里「?何歳なのよ」

神代「普通に生きてれば88歳」

士道「嘘だろっ!?」

神代「マジさ。まあ肉体的精神的にも18歳から歳食ってないんだけどな」

それを聞いた時最初自分の耳を疑った。

だが皆の反応も驚いた様子を隠しきれてないようだ。嘘をつく理由もないし本当のことだろう。

美九「
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