酒は飲んでも暴れるな?
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カの人生を掛けているような感覚が伝わった。
その頃、とある場所にて3人の男達が向かいに座る男に報告をしていた。
「ホントなんだよ!
昨日アーデを脅してたら割って入りやがって…」
「バカかテメェは。そんな言い訳が通用するとでも思ってんのか?」
「でもよぉ、ザニスも聞いただろ?
アストレア・ファミリアの奴等を助けた奴の話を」
「ソイツがアーデを連れていった奴だって言いたいのか?」
「ああ!いきなりかっさわれて、終いには消えやがったんだ!」
いまいち要領を得ない説明に、ザニスはイライラとしていた。
しかしアストレアファミリアを助けたと言う男の報告も耳にしているのは事実。
実際に見たわけではないが、そういうスキルを持っていることはないとは言えない。
「アーデをここに連れてこい」
「それじゃあ…」
「ああ。その男とダンジョンに潜れば一括千金も夢じゃねぇ。
何時ものようにやらせて金を持ってこさせろ」
男達はわらいあう。
その直後に正面から現れる話題の人物に痛い目に逢うのを、彼らはまだ知らない。
「どーもこんちわ」
「ああ?何だテメェ」
どうも皆さんこんにちわ。
私、リリから事情を聞かされたタケルともうします。
いやしかし、何と柄の悪い方なのでしょう?
危うく開幕ブッパするところでした。
「いえ、私はこちらにいるリリルカさんより、ソーマ・ファミリアを紹介されまして、是非とも加入させていただきたいと思った次第であります」
つーかここ「金持ってこい」って門前払いしやがった所じゃねぇか。
「ああ?だったら金持ってこい。話はそれからだ」
ほら。
「この方は直ぐにでも稼いでこられるほどの方です。
加入し、ダンジョンに潜れば一括千金となりましょう」
隣にいるリリがそう説明する。
一括千金って、どれぐらい稼げば良いんですかね?
「……着いてこい」
門の前にいた男はそう言うと、先導して歩き出した。
俺達はそれに続き、中へと入れてもらう。
「お?どうし、ってお前は!?」
「何だカヌゥ。知り合いか?」
「ザニス、こいつだ!例の男!」
「何!?」
何か俺が入ったとたんに空気が張り摘めましたけど?
て言うかアイツリリからカツアゲしてた連中の一人じゃん。
「貴方がザニスさんでしょうか?
私、こちらのリリルカさんより、ソーマ・ファミリアの魅力について教えていただきまして。
是非とも加入させていただきたいと想い、参上した次第です」
「加入…ですか?
失礼ながら、入団の決め事として金銭の納付が義務付けられているのですが」
ん?何かいきなり敬語になりやがった
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