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【ネタ】 戦記風伝説のプリンセスバトル (伝説のオウガバトル)
24 決戦準備
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ると、確実に敵に狙われる。
 その護衛としてジャイアントやトロールを使うつもりなのだ。

「彼らは一騎当千ですから、パンプキンヘッドの護衛に持って来いです。
 そして、ゴーレムは失ってもまた補充できますが、ジャイアントやトロールはそうはいきません」

 この補充のしやすさがゴーレムとドールマスターを防衛戦の主戦力に使った理由だった。
 それでも戦力はこちらの方が足りない。
 だからこそ、さらに戦力を補充する必要があった。

「王国周辺のリザードマン族とジャイアント族と交渉を。
 河川防衛は彼らに任せる予定です。
 更に、蛮族とも交渉し彼らの協力を得ることに成功しました。
 城塞都市アジャンに駐屯させて、予備兵力として使う予定です」

 この隠し玉はディアスボラとガルビア半島の間の地図から消えた大地である。
 ホーライ王国の滅亡と交易路の衰退によって都市が滅び、蛮族と亜人の楽園となったこの地ではゴブリン相手にジャイアント族と蛮族とリザードマンが大苦戦をしていた。
 多産から来る兵力差がその主要因だ。
 で、都市の再興と交易路の整備をつけた上でゴブリン族討伐を条件に彼らと同盟を結んだのである。
 戦いが勝利に終わったら、王家直轄の元で自治をと考えている。
 数は揃えたのだが、それゆえに信頼ができないし、蛮族ゆえの文化的摩擦から彼らを街の中に多数入れられないという欠点もある。
 だからこそ私の直轄にして目を光らせる必要があった。
 だが戦力としては絶大で、リザードマン族は千人、ジャイアント族は十数人、蛮族ことバーサーカーとアマゾネス達が五千人も協力してくれたのだ。
 リザードマンに川の防衛を任せ、蛮族ことバーサーカー達を遊撃戦力という名前の使い捨てにする。
 並の人ならば、ジャイアントの巨体で沈むのだ。
 他にも隠し玉は有る。

「同じく、カストラード王国から人魚のケートーと人魚たちが、アヴァロン島よりデボネア将軍とテンプルナイトが魔法都市アングレームと貿易都市リモージュの防衛についてくれるそうです。
 ここにアッシュ殿と兵三千を置きます」

 人魚たちはその海での加護を使って海上輸送に大活躍してもらう予定で、デボネア将軍と千騎のテンプルナイト達は切り札として使わせて貰う予定である。
 この二カ国も新生ゼノビア王国が負けて滅んだら次は自分たちだと分かっているだけに戦力の出し惜しみはしていない。
 この二者と共闘できる将としてアッシュ将軍に出馬を願った。

「よかろう。
 この戦いの要の都市を守りきろう」

 老将はただ淡々とそれを了解した。
 彼が率いる三千は選抜して士気も練度も高い者を集めている。

「現在の帝国軍はシャングリラを落とす為に戦線を一本化しています。
 その為に、アン
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