疑問兵長と相談する私 8
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「エネ、怪我してる」
ミカサに掴まれた方の手の甲には、すり傷があった。
「……あ。で、でも大丈夫だよ。ただのすり傷だし」
「私のエネに怪我させた奴は誰? ……ただじゃおかない。砂にしてやる……!!」
「ま、まぁまぁミカサ落ち着いて…… 」
アルミンがなだめる。
「エネ、大丈夫か?」
「うん。エレン、大丈夫だよ」
「ごめんね、エネ。助けてくれてありがとう」
ハルカの言葉に私は笑みを作った。
「いいよ」
そう言って私は、エレン達3人から少し距離をあけて、3人には聞こえない小さな声でハルカに言う。
「私は、このあと上の人に相談してくるから、ハルカは部屋で休んでて…… 」
「……分かったわ」
______
___
「ハルカには、ああ言ったけど…………誰に相談しよう…… 」
私は今、ハルカの事を誰に相談すべきか悩んでいた。
ここは、分隊長のハンジさん? それとも……リヴァイ兵長?
悩んだ末__……
やっぱり、班の分隊長に言うべきだよね!
私はハンジ分隊長の部屋に向かった。
コンコン、戸を叩く。
「ハンジ分隊長、エネです」
ガチャッ!!
「エネちゃんかい!? エネちゃんだね!? いやー、うれしいよ! エネちゃんから来てくれるなんてね!! どうしたんだい!? 私に用があるから来たんだよねぇ、そうだよねぇ!? 中で話聞くから、とりあえず入ってくれ!!」
「……し、失礼します」
私はハンジ分隊長の部屋に入る。
…………今日もハンジさんテンション高いなぁ。
「__で、エネちゃん。私に話って何かな?」
「あの、実は__…… 」
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