疑問兵長と相談する私 6
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「体中が痛いわ…… 」
「大丈夫? ハルカ」
ハルカは全身打撲で訓練はおろか、日常生活でさえも活動に支障をきたしていた。こんな状態での訓練は、さらに悪化すると考え、エルヴィン団長には事情は伏せて休養の許可をもらっている。
ハルカが私を見て言った。
「少し外に行きたいんだけど、いいかしら?」
「いいよ!!」
私達は外に出る。ハルカの今の状態は、誰かの支えなしでは自由に行動できないから、私と一緒に外へ来た。
でも、どうして外に行きたいのだろう?
ハルカを見ると風景の、ある一点を見つめていた。そこには、建物などの隙間から巨大樹の森が見える。
今頃、104期の皆は訓練中だろう。そろそろ終わりの時刻だ。
本当はハルカも訓練したいんだよね……
私は訓練を休む事は出来ない。でも、ハルカの付き添いで特別に訓練を早めに終わらせる事が出来る。
だから、皆より早めに切り上げてハルカの所に来ていた。
「おーい!! エネー、ハルカー!」
バタバタと複数の足音が聞こえてきた。
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