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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?女子は相身互い
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「チッ。カメラあれば絶対撮ってたのに・・・!」

「こんな恥ずかしい今の俺を撮ったら本気で怒るからな! というか、助けてくれ!」

助けを求めてきたルシル君にアリサちゃんは腕を組んで「助けてください、でしょ?」ニッコリ笑った。ルシル君だそれだけで「俺、何かしたか?」察したみたい。アリシアちゃんが「実はね。さっきアリサの水着が――」そこまで言いかけて、「わーわー!」アリサちゃんが止めに入った。

「と、とにかく助けてください、お願いします!」

「はぁ・・・。まったく、しょうがないわね」

「あ、わたしも手伝うわ」

「わたくしも」

みんなで砂に埋まってるルシル君を救出する。砂まみれのルシル君は「ありがとう。助かったよ」軽くストレッチを始めて、海の中に飛び込んだ。そして「ぷはっ。亮介たちめ。俺を辱めた報いは必ず受けてもらうからな・・・!」砂を全部洗い流してから海岸に戻ってきた。

「ルシル。助けてあげたんだから、わたしのバースデープレゼント・・・」

「・・・判ってる。そもそもさっきのあれは冗談だ。ちゃんと渡すつもりだったよ」

「っ! ルシル、だいすき〜?」

シャルちゃんがルシル君に抱き付いて喜びを示した。すると「ほら、シャルちゃん!」はやてちゃんと、「そろそろ行きますわよ!」咲耶ちゃんがシャルちゃんを引き剥がして、4組の集合場所に向かって歩き出した。

「あ〜ん、もうちょっとだけ〜」

「ルシル君。スイカ割りが始まるよ」

「あぁ、そっか。もうそんな時間か。ありがとう、なのは。じゃあ、俺も行くよ」

駆け出したルシル君は、「亮介ぇぇぇぇーーーー!」大声で名前を叫びながら集合場所にすでに居る亮介君に突撃して行って、「な、なんだよルシル!」うろたえる亮介君を軽々と抱え上げた後に「そぉーい!」海の中に投げ込んだ。さらに数人の男子を同じように抱え上げて海に投げ込む。

「にゃはは。元気だね〜」

「でもアイツがあんなに楽しそうに笑ってるのを見ると、安心できるわね」

「うん。このまま素直に自分を出してくれると良いね」

騒ぎも一段落して、いよいよスイカ割りの時間になった。スイカ1玉に対して2つの班でスイカ割りをすることになってる。事前に7班と8班が組むことを決めてたから、他の班より早くスイカ割りを始めることが出来た。

「ルールは、7人で目隠しした子にスイカの位置を知らせる。だけどその内の6人はデタラメに指示を出して、1人だけが本当のことを言うの。ミスは3回まで。3回ミスしたら次の子にバトンタッチ。みんなに順番を回せるようにしたいけど・・・」

「まぁ、1玉だけですし。順番が回らなくても恨みっこ無しですわよ」

そういうわけで、1順目開始。ジャンケンで打順を決める。
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