Aパート
LIVE7 姉の迷惑
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の。」
「お、おい穂乃果、これは遊びだよな?」
「何言ってるの?」
「「「なんで、屋上の柵のところに縛られなきゃいけないんだ?」」」
「「「大丈夫、すぐに楽になる(なります)から。」」」
駄目だ、俺たちはもう助からない!
「「これも刹那のせいだー!」」
そう、この二人は俺が巻き込んだんだよ!昼休みの時に俺のスピードの速さを活かしこいつらにも眼鏡をかけてやったんだ。ふん、自分だけ助かろうなんてバカなことを考えたお前達が悪いんだ。
「俺ら、友達だろ?」
友達なら一緒に天昇しようぜ?
「友達を道連れにする友達は居ないと思うけど?」
「では、早く地に堕ちて下さい。」
海未の言葉と同時に俺たちを縛っていたロープが切れる。それと同時に俺たちは宙に浮く。地に堕ちるまでは意外と早かった。走馬灯って見えるものなの?って、
「「「死ねるかぁぁあああああ?」」」
俺たちはその言葉と共に地を力強く踏んだ。そして、校舎に入って即行で屋上に行った。
「「「なぜ生きて?」」」
それは彼氏に送る言葉か?
「ふん、僕たちを甘く見てもらったら困るよ。」
「こんな処刑なんて中学の頃は日常茶飯事だったからな。」
「そして、俺たちは元殺し屋だぜ?」
「「「この程度じゃ死なねえ(ない)よ!」」」
あ、言っとくの忘れてたけど白夜も獅子神も元殺し屋です。
「はぁ、んなことはどうでも良いからさっさと練習始めるわよ。テスト期間中ろくに練習してないんだから。」
どうでもいいとは何だ、どうでもいいとは。
「それもそうね。さ、早くやりましょ。」
「真姫ちゃんが珍しくやる気にゃー。」
「ち、違うわよ!」
「またまたー。」
「こら、凛ちゃん!」
「かよちんが怒ったにゃー。」
「では、練習を始めますか。穂乃果、ことり、始めますよ。」
「「はーい。」」
「隼人達はいつも通り、テンポが遅れた人に声をかけてください。」
「りょーかい。」
海未はなにもなかったように接してくる。何だかんだ言って海未は案外優しいのかもしれない。
「では、最初の………」
それから二時間の海未の極悪卑劣残虐無人な練習メニューを終えた穂乃果達といつもに比べて楽だった俺たちはは帰って行った。皆、だいぶ成長してきたな。
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