番外 リオINフロニャルド編 その4
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し出したアオお兄ちゃん。その手のひらにはやはりオーラの塊が浮いている。
やってみてと促されたヴィヴィオ達。
「「「練っ!」」」
増幅したオーラを両目に集める。
「あ、見えましたっ!」
「私も…」
「わたしもです」
ヴィヴィオ、アインハルトさん、コロナともに見えたようだ。
しかし、その光景を見てアオお兄ちゃんがバツが悪いように戸惑う。
「あー…そっか…そう言えばヴィヴィオは写輪眼が使えたね」
あたしがそうなるように、ヴィヴィオも『凝』をすると、片目だけだが、写輪眼が開眼したようだ。
さて、まだ長時間の凝は難しいらしく、アインハルトさん達は凝を解いている。
多少肩で息をしているが、まあ最初ならそんなものだろう。
「アオさんは写輪眼の事を知っているんですか?」
と、アインハルトさんが問いかける。
それを聞いてアオお兄ちゃんはあたしに視線をよこした。
教えたのか?と。
あたしがコクンと頷くと、アオお兄ちゃんは話し出した。
「リオに写輪眼の事を教えたのは俺だよ」
「そうなのですか?ならばどうしてあなたは写輪眼を知っているのですか?」
「それは俺も写輪眼を持っているからね。リオよりは熟知しているつもりだよ」
「リオさんから写輪眼は竜王の家系に伝わるものだって聞きましたし、ヴィヴィオさんも竜王のハイブリッドだと聞きました。つまり、あなたも竜王に連なるものと言う事ですか?」
「そうだね。
ただ、訂正すると、写輪眼はうちは一族の血継限界…血族にのみ稀に発現する一種の特殊能力の事だ」
「ウチハ?竜王はそんな家名ではなかったはずです」
「うちは一族はベルカの地で栄えた一族では無いからね。別の世界の家系だよ」
「ならばそのウチハ一族の誰かが次元を渡ったと言う事ですか?だから竜王の技には特殊な物が多かったのですね。魔法ではなく、念能力ならば納得が出来ますが…」
が?
「私の中のクラウスの記憶にある竜王のバリアジャケット。それがあなたのバリアジャケットと同一なのはどうしてなのでしょう?」
「…君はクラウスの記憶を持っているのか?」
「はい。その記憶にある竜王とその妃達の名前。…アイオリア、ソラフィア、なのは、フェイト、シリカ。
そのデバイスの名前。…ソル、ルナ、レイジングハート、バルディッシュ、マリンブロッサム…」
「そ、それって!?」
「アオさんやソラさん達の!?」
アインハルトさんの言葉にヴィヴィオとコロナが驚く。当然あたしも。
「どういう事なの?アオお兄ちゃん」
「さて…アインハルトの中ではどう言う結論になったんだ?」
アインハルトさんに視線が集まる。
アインハル
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