番外 リオINフロニャルド編 その4
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いていた。
そうとう頑張ったらしい。
裏庭で合流したヴィヴィオ達。
さて、あの箱庭の中と外での時間の流れが違う事の弊害。
「次は何を教えてくれるのでしょうか」
「早く次の課題が欲しいです」
「だねー」
……ピンピンしてます。
疲れなんてこれっぽっちもありません。
聞くと余裕を持って一日ゆっくりして来たそうです。
まぁいいけどね。
「次かー。
うーん、次は『凝』になるね」
と、アオお兄ちゃんが答えます。
「「「ギョウ?」」」
「あー…これは俺がやるよりもなのはの方が良いか」
そうアオお兄ちゃんがなのはお姉ちゃんに話を振った。
「だねぇ、アオさんだと変化が大きすぎて逆に分からないかも」
と、なのはさん。
「ああ、確かに…」
そうあたしもつぶやいた。
アオお兄ちゃんやソラお姉ちゃん、そしてあたしなんかが凝をすると写輪眼が開眼してしまうからね。
「それじゃ、見ててね」
そう言ってなのはお姉ちゃんは自然体に立つと練をした。
「まずは『練』でオーラを増幅。そして次はそのオーラを眼に集中させる」
「あ、あの。その『凝』の効果って…」
ヴィヴィオが質問する。
「念での攻撃は基本的に念能力者でないと感知できないし、防御も難しい。これは分かるよね」
「はい」
アオお兄ちゃんの説明にヴィヴィオが相槌をいれる。
「さて、それじゃ皆ここを見て。ここに何が有る?」
そう言ってアオお兄ちゃんは右手のひらを上に向けて差し出した。
あたし達はもちろんそれを見るが、何も見当たらない。
「何もないです」
「何か有るんですか?」
「な、何も無いよね?」
ヴィヴィオ達が混乱している。
あたしは直ぐに凝をして写輪眼を発動させる。
「あ…」
アオお兄ちゃんの手のひらの上には直径10センチほどのオーラの塊が浮いている。
「ヴィヴィオ達には見えないだけで、ちゃんと有る。だからこれを…」
そう言ったアオお兄ちゃんはそのオーラの塊を手に掴むと振りかぶり、近くにあった岩目掛けて投げつけた。
ドーン
パラパラと砕かれた石ころが宙を待って落ちた。
「い、今のはっ!?」
「なっなにが!?」
驚くヴィヴィオ達。
「『絶』の応用技『隠』
これはオーラを限りなく見えにくくする技。つまり今ヴィヴィオ達には何も無いように見えたあの手のひらの上にはオーラの塊があり、それを投擲したためにあの岩は崩れたんだよ」
「対念能力者用の技と言う事ですか…」
と、アインハルトさん。
「そう。そしてそれを見破るための『凝』」
もう一度右手を手前に差
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