なのはの敗北!!そして・・・謎の組織現れる
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太正13年9月・・・
浅草の戦いから、約3ヶ月が経ち、帝都は平穏な日常を取り戻していた。
なのはも、既に回復し、魔法の練習にも、今までより力を入れるようになった
中庭・・・
「なのはー」
「なのはちゃん」
「直哉お兄ちゃん」
「さくらさん、お兄ちゃんに近すぎです」
「そんな事無いよ、ねえ直哉君?」
「そうだねさくらちゃん」
「お兄ちゃん。さくらさんには、甘いんだから」
「でもここでの、生活も終わりかな?」
「そうですね、マスター」
「どういう事だい?なのは」
「お兄ちゃん。実はね私ここと違う世界の人間なの」
「今まで、言わなかったのは謝るけど、さくらさんや、お兄ちゃん。卓父さんや、桜花お母さんとの生活をしてみて、私の世界では、難しかった家族の時間が持てて、嬉しかったよ」
「なのはちゃん」
「お兄ちゃん。ごめんなさい、私がこの世界から居なくなれば、最近起こっている事件は、なくなるよ」
「なのはは、それで本当に後悔しない?」
「僕はね、なのはがどんな事情を持っていても、今まで通り家族として生活するよ」
「私もだよ、なのはちゃん」
「さくらさん、お兄ちゃん」
「マスター時間のようです」
レイジングハートがそう言うと、大帝国劇場のロビーから声が聞こえて来た。
「ごめんください」
「こちらに高町なのはさんはいますか?」
「はい、すいませんけど高町なのははいませんが」
売り子である高村椿が、応対している。
「変ですね」
「母さん違うよ、すみません。高町ではなく紫藤なのははこの劇場にいますか?」
「ああ、支配人の妹さんの事ね、いるわよ」
「あ、丁度来たみたいだね」
「やっぱり、リンディさんと、クロノくんかあ」
「なのはさん!!」
「なのは」
「良かったわ、なのはさんが見つかって、さあ帰りましょう」
「なのは?」
「・・・嫌、私帰らない。この世界にずっといたい」
「!!なに言い出すんだ、なのは?なのはの帰りを待つ、家族がいるのに?」
「もう私は、高町なのはじゃない、紫藤直哉の妹紫藤なのはだからーーー」
そう言って、なのはは2階に上がった。
「リンディさんでしたね、支配人室で、話をしませんか?」
「ええ、そうですね、なのはさんがお世話になった、あなた達には伝えないと、いけませんからね」
4人は、支配人室に向かった。
支配人室・・・
「改めて紹介しますね、僕は紫藤直哉。この劇場の支配人をしています」
「そして彼女が、真宮寺さくらです」
「私はリンディ・ハラウオンです」
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