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IS〜もしもの世界
45話
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楯無さんも来たが。ちなみに一夏はISを取りに倉持技研なるところへ行っていた。

「そういや、暇ならどこか出かけないんですか?」

そろそろ終わるので質問をすると隅にある椅子に座っていた楯無さんは手に持った本から顔を上げ、

「そうねえ、普段は生徒会の仕事とか色々あるからここのところ学園から出てないのよねぇ」

「ふむふむ」

と返事をしながら重りをつけて腕立て伏せをする。重りはコンパクトながらも鍛えるように最新の技術を詰め込んだ着衣型重り「ウェイトキング」。
なんと五千円で叩き売りされていた。

「でも今度休みあるし少し遠出しようかしら」

「それは、よかったですね。・・のほほんさん、とか誘って、見ては?」

「そこが迷うのよね。そうだ。あなーー」

楯無さんが何かいいかける前に電気が消える。そして外側からシャッターが下り完全に閉じ込められた。

「・・・二秒たったわ。これは何かしらの襲撃ね」

「ほかの人は・・・そうか専用機持ちだけしかいなかったな」

まるでこの瞬間を狙っているように。いや狙ってたか。楯無さんも同じ考えらしく。とりあえず施錠されたドアを無理矢理開け、職員室に向かおうとしたら織斑先生に地下の部屋に来いとのことですぐにISに情報が送られる。

「地下にオペレーションルーム。ねえ、とりあえず行きますか」

無言で頷いたので最短ルートで向かった。










「ー説明は以上ですが何か質問はありますか?」

山田先生による説明は、学園が現在システムダウンしていてハッキングを受けている。他の人はいないため被害はないが早めの対処のため指示を受け、早急の対応が必要とのこと。

「システム復旧は見込めないんですか?」

「そのために楯無さんと枢木さん以外はあとでついてきて下さい」

「では楯無と枢木以外は山田先生に指示を仰げ。解散!」

と手を叩くと流石候補生達は即座に反応しついていった。そして残った俺たちは織斑先生から学園に侵入する者をから守れと受けた。
俺は刀しかISから出せなかったが能力を持っているのは知られているので呼ばれたようだ。

「枢木は私と共に校舎内にいる敵を撃退、楯無は枢木が来るまで学園内の敵を校舎内に入れないよう守れ」

「「了解」」

正直ISを使ってくるかも知れない敵を負傷している楯無さんに任すのは不安だが校舎内の安全を確保できたらすぐ行けばいいので気にしないことにする。













「ではーー行きますか」

俺は腰に刀を二刀、そして学生服のままだが先生は黒いボディスーツを着て腰に何本もの刀を携えていた。

そして非常灯で照らされた廊下を歩きつつ先生がつぶやく。

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