暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?決意は頑張りの源
[6/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
で唯一の男の子、ルシルへの評判もなかなか。男女関係なく人気もあるけど、やっぱりわたし達カワイイ女の子の中でたった1人の男の子ってこともあって嫉妬を受けることもしばしば。けど、親しくなれば嫉妬から友情に変わる。

(だからルシルは、うちのクラスの男子の輪の中心に居ることが出来るんだよね・・・)

わたし達とは違うところに出来てる男の子の集まり、その中で一番目立ってるのはルシルだ。一緒の班になろうって、他の男の子たちから誘われてる。だけど、特に仲の良い男友達の赤髪の亮介、金髪の天守、茶髪の護の3人が「すでに先約があるんだよな。な?」って、ルシルの肩に腕を回した。

「ずっりぃ! 俺だってルシルを班に入れたいって!」

「僕たちの班にも欲しい!」

「俺の班にもだよ!」

正しく引っ張りだこ。ルシルの両腕や後ろ髪が四方八方から引っ張られて、「おーい。髪は引っ張るな〜」ルシルは困惑気味。たぶん一番強い目的は、ルシルの料理の腕だって思う。去年の林間学校で、夕食は各班の自作カレーってことになったことでルシルが本気を出した。その結果、同じ班や味見しに来たクラスメイトの舌を唸らせた。臨海学校でもお昼ご飯の時にカレー作りがあるし。たぶんそれで・・・。

「ルシルも一緒が良かったのに・・・」

「しゃあなしやよ、シャルちゃん。ルシル君を班に入れるのは諦めようって、みんなで決めたやろ? ルシル君も男友達の付き合いがあるんよ。ルシル君の事を想うんなら、広い心で全てを受け入れることや」

ルシルの様子にシャルが頬を膨らませた。そんなシャルに対して、そう返したはやての大人な発言にわたし達は「おお・・・!」拍手。シャルは「それはそうだけどさ〜」解ってはいるって感じだけど納得はしてないっぽい。

「わたしもルシルがやる事には寛大に見守るつもりだけど・・・。でも限度ってあるじゃない? たとえば、ルシルはわたし達の誰もが知らない女の子とデートなんかして、そっちを選んだらどうなの? 受け入れる?」

「う゛っ・・・。そ、それは極論すぎや。ルシル君はそんな適当な男の子やあらへんし、真剣にわたしらのことを考えて、決着をつけてくれるはずや。そやけど、もしそれが現実に起こって、わたしらが選ばれんかったんやったら、・・・そん時は素直に受け入れるつもりや。まぁ、完全に納得するまでは時間が掛かるやろうけどな・・・」

もし、そうなっちゃった時のことを想像したのははやては悲しそうな苦笑いを浮かべた。ここで「そんな仮定、考えるまでもなくアイツがそんな器用な真似しないでしょ」アリサが、ルシルは新しい恋人候補を作らないって断言した。するとフェイトやなのは、すずかも同意見だって頷いた。わたしだって「ルシルの誠実さは確かだもんね」って同意。

「わたしのたとえが悪かった
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ