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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?決意は頑張りの源
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アイリ、みんなも」

そして私たちは海鳴市に戻るためにスカラボへ向かい、仕事に向かうシグナム達と別れた。なのはと士郎さん達が楽しそうに話しているのを、私たちは一歩下がったところで見守る。なのはがああしてちゃんと歩けるようになるまで、半年以上もかかった。
毎日毎日、リハビリを頑張って、1週間ちょっと前にようやく自力歩行が出来るようになった。その間、学校には通わなかった。すべてをリハビリに時間を割くために。授業は先生から出される課題を提出するって形で進めた。そんな賢明な努力のおかげで、なのはは本当に半年で快復した。

「それにしても良かったね、なのは。来月は臨海学校じゃない。夏休みが終われば修学旅行だし。みんなと一緒に行けて本当に良かったじゃん」

「うんっ! それだけはみんなと一緒に行きたかったから♪」

それは前々から話していたことだ。去年は林間学校があって、最終学年である6年生の一大イベントは、臨海学校と修学旅行の2つ。そのどちらももうすぐそこまで迫って来ている。だからなのはも、その2大イベントのためにリハビリを頑張った。って、なのは自身が言っていたし。

「今日は臨海学校の班決めがあるよ!」

「そうなのアリシアちゃん? だったらなのはも、みんなも遅刻は出来ないわね」

「ねえねえ。その班って、何人一組なの?」

「4人1組です。とりあえず、チーム海鳴を2組に分けようかなってみんなで決めたよね?」

「となると・・・、ん? 学校に通うチーム海鳴は8人か。唯一の男の子のルシル君もその中に入るのかい?」

「もしかしてなのはと同じ班だったりするのかい? いや、別に気になるわけではないよ? ルシル君も、それにユーノ君やクロノ君と言った男の子たちはみんな誠実で、女の子たちを本当に大事に思ってくれている。だから信用も信頼もしているんだ。でもやっぱりね・・・」

「ルシル君。うちの旦那と恭也のお馬鹿発言はスルーして良いからね♪」

「お父さんが親馬鹿で、恭ちゃんはシスコンだから♪」

「親馬鹿で何が悪い!」

「俺は別にシスコンじゃないぞ・・・!」

「もう・・・恥ずかしい・・・」

士郎さん達が思うままに喋るからなのはが顔を赤くして俯いた。そしてルシルは「あはは。俺はさすがに男子班ですよ」そう言って笑った。本当はルシルも一緒に班に入れようって、アリシアやシャルやはやて、もちろん私たちも考えていたけど、ルシルの男友達がそれを拒んだ。

――やっぱ男は男でつるんだ方が面白いって!――

――そうそう! ぼく達のルシルを女子には渡さないぞー!――

――お、おおー!――

特にルシルと親しい武塔 亮介くん、比佐津 天守(あまもり)くん、真神 護くんの3人がルシルを離さそうとしなかった。そ
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