妖精は悪魔にすら勝る
[1/10]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
・・・・・・・・・・
評議員トップ1「よくやったぞドランバルト!!潰すまでにはいかなかったが、これで妖精の尻尾も大人しく
なるはずだ!!戻っていいぞ」
ドランバルト「はっ!!(命令どうりにやったが本当にいいのだろううか。あのギルドは本当に…)」
ドランバルトは資料室に行き妖精の尻尾について調べた
ドランバルト「ああ。なんてバカなことをしていたのだろう。皆のためとはいえこんなことをしてしまうなん
て………謝りに、行こうか」
・・・・・・・・・・
ウェンディ「……う…ん…ここは…?」
ウェンディは小さなクリスタル(牢)の中で目を覚ました
ウェンディ「そうだ、私メストさんに連れていかれたんだ…」
誰かが目の前に下りてきた
ドランバルト「ウェンディ…」
ウェンディ「メストさん…」
ドランバルト「俺はドランバルトだ。それよりさきほどはすまなかった」
ウェンディ「い、いえ、そんな」
ドランバルト「…少し話を聞いてくれないだろうか」
ウェンディ「え?はい、いいですけど…」
ドランバルト「ありがとう。俺は貧しい村の生まれでね、ほかの村まで仕事に行ってたんだ。でも金や食料は
何もくれなくてね、盗みなんかをしなきゃ生きてけなかった。俺はこの瞬間移動の魔法を使ってなんとか生き
ながらえていたんだ。そんなある日、評議員が来たんだ。俺の魔法の才能を買いに来たんだ。それで俺は必ず
凄くなって村を大きくすると決めた。それからは評議員として生きていたんだ。だが、貧しい村の生まれだ。
ラハ―ル以外は俺をバカにした。それが悔しくて悔しくてがんばった。その結果、諜報部になったんだ。それ
でも俺は出世しようとがんばってたんだ。それで妖精の尻尾の噂を聞いた。問題ばかり起こしているらしいか
ら、何とかすれば出世できると思ったんだ。そんな時、上から命令がきた。妖精の尻尾を潰せ、ってな」
ウェンディ「……」
ドランバルト「俺はそれを聞いた時舞い上がったよ。これで村のみんなを助けられるってな。俺はギルド全員
の記憶を操り、メスト・グライダーとして侵入した。そして天浪島に行くため、君を利用した。でも君はあの
シャルルというネコの反対を押し切ってまで、俺をS級にしようとしていた。俺は止めようかと思ったが、村
の皆のためにやり続けた。それでも一週間の間、君達を見ていると俺の心が大きく揺らいだ。本当にこれでい
いのか、と。だが俺はそのまま演技を続けた。そしてそのまま時が進んで行った。それから君を連れ去ってか
ら調べていたが、君たちは仲間のために戦っていると知った。そのためには評議員を、世界を敵に回しても戦
うと知った。俺と同じだった。だから今までやってきたのがバカバカしく感じたんだ。だからこうして謝りに
きた。本当にす
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ