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銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)
第三十四話 慢心
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にしても運が良かった。彼らが来てくれなければどうなっていたか。
「今回の来援、かたじけない。危ないところを助かった」
「礼なら、ヴァレンシュタイン准将に言われるがよろしかろう」
「!」

「われら三人、准将から卿を助けてくれと頼まれたのだ」
「……ヴァレンシュタイン准将に」
「それでも卿らに助けられた事は間違いない。改めて礼を言わせてもらう、感謝している」

 運では無かった。援軍はヴァレンシュタイン准将の手配だった。彼は私たちの慢心を見抜いていたのだ。そして忠告をした。しかし私たちは愚かにも彼の忠告を無視してしまった。彼はそれを見て、援軍を手配したのだ。
「ヴァレンシュタイン…」
気がつくとラインハルト様が口惜しげに彼の名を漏らした。
 

 

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